米外為市場サマリー：新型肺炎拡大を受け一時１１０円３０銭台に軟化

　２４日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、１ドル＝１１０円７２銭前後と前週末に比べ９０銭弱のドル安・円高。ユーロは、１ユーロ＝１２０円１９銭前後と同８０銭程度のユーロ安・円高だった。

　新型コロナウイルス肺炎の感染者数がイタリアや韓国で急増し、中東でも相次いで確認されたことを背景に、世界景気への悪影響を警戒した投資家のリスク回避姿勢が一段と強まった。ＮＹダウの下げ幅が１０００ドルを超え、米長期金利が大幅に低下するなか、ドル売り・円買いが優勢となり、一時１１０円３０銭台まで軟化する場面があった。

　ユーロは対ドルで１ユーロ＝１．０８５４ドル前後と同０．０００７ドル程度のユーロ高・ドル安だった。


出所：MINKABU PRESS