郵船、商船三井など上値指向、中国景気対策とバルチック大底入れ気配で切り返し◇
日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽船<9107.T>など海運大手がいずれも上値指向となり、業種別騰落率でも「海運」は値上がり上位にある。中国では新型肺炎の感染拡大に伴う懸念が引き続き強いなか、中国人民銀行の金融緩和策や政府当局による財政出動などの景気対策への思惑が強まっている。グローバル物流は中国経済の影響が大きく、海運セクターはこれまで売りが先行していたが、今後の風向き変化に期待した買いを引き寄せている。なお、鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は昨年来下落基調が続き約4年ぶりの低水準に落ち込んでいたが、今月10日をターニングポイントに底入れの気配を漂わせている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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