【買い】1921：巴コーポレーション

国土強靭化策に注目

同社は鉄塔の製作をはじめとして、立体構造・特殊鉄骨、ビル鉄骨、橋梁、総合建設と事業領域を広げてきた建設会社で、体育館や展示施設など無柱の大張間構造建築で実績が高い。

安倍政権が打ち出した経済対策で高水準の真水投入と財政投融資が見込まれることから、「国土強靱化」のテーマなどを背景に同社に対しても買い余地はあるであろう。

また今月同社は鉄塔関連として動意付く場面を見せたが、こちらは5G関連としての思惑期待が大きく、政府は5Gに対しても国を挙げて環境整備をする計画を打ち出していることも同社にとってはさらに追い風を受けることになるであろう。

同社を取り巻く環境が良好であることもあり、第二四半期を終えての同社進捗率は既に50％を超え、5年平均も上回って来ている。

今後においても来年にオリンピックが控えていることからも整備は更にスピードを上げて行われることが予想されるだけに業績も上積みされるであろう。

PBRが約0.6倍と割安感があることも買いやすい水準であり、割安株には9月以降長めの資金が入って来ている傾向も見られるため下値は堅く上昇を狙えると考える。