子会社に注目。
同社はカードゲーム、トレーディングカード、ゲームソフト、キャラクターグッズの開発、制作、販売など、メディアミックスを展開していることから今後の成長期待は大きい。
また一方で急速に海外で売り上げを伸ばして来ているのが同社の子会社である新日本プロレスだ。
近年米国を中心とした海外興行を次々に成功させており、4月に「プロレスの聖地」と呼ばれる米ニューヨークに初めて乗り込んだマディソン・スクエア・ガーデン興行では1万6000枚のチケットをわずか16分で完売。
また同社所属レスラーのフィギュアが同国の大手通販サイトで販売を開始していることも伝わるなど人気は更に高まっているようだ。
今や月額の同社動画配信サイトである「新日本プロレスワールド」の登録数の国内外の比率は1:1となっており、今の人気の高まりを考えると今後においては海外の登録者数の方が高くなることが予想される。
もちろん国内での人気の高さも今や全盛期に迫る勢いを見せているが、国内のマーケットよりも海外マーケットの方が大きいことからこちらの成長スピードは想定を上回って来るであろう。
それを見込んでの動きなのか、10月に新日本プロレスは米国に新会社を設立しているが、この子会社をどう展開して行くのかということへの思惑期待も大きく、最大に目指すところとしてはやはり上場ということになるのではないか。
今の新日本プロレスには日本人も外国人も有力なレスラーが集まって来ており、今の勢いを加速させていくポテンシャルを十分持ち合わせていると考え、米国には世界最大規模のプロレスマーケットがあることからも大きな動きになって行くことに期待を持ちたい。