軟調地合いに逆行高を続ける内需株が上値を試す展開に
時価総額:422億円
PER:78.60倍
PBR: 1.74倍
料理レシピの投稿・検索サービスを提供するサイト運営を主体とし、投稿レシピ数は約320万品にのぼり、有料会員向けのプレミアムサービスも展開。海外においても同様にレシピサービスを展開し多言語対応する。動画サービスの『CookpadTV』や有名店や農家のこだわり食材を届けるECサービス『クックパッドマート』など事業領域の拡大も図る。
業績面においては11/8に第3Q決算発表を行い、売上高は前期比1.3%減の営業利益は同61.4%減と微減収大幅減益での着地となった。ただし、中間期において海外展開における人件費等をはじめとする販管費の大幅増に加え、『CookpadTV』をはじめとする新規事業費用が利益を圧迫していたことは織り込み済みであり、四半期ベースでは増収増益傾向に転じてきたポジティブ要因に目を向けたいところである。
株価は上記の決算発表後にこれまでのもみ合いのレンジを大きくブレイクし、その後も堅調推移で年初来高値を更新している。2015年以来の下落トレンドに転換の兆しと考えれば初動の域であり、目先においては中長期での移動平均線が上値抵抗となるかどうかが注目される。もしこれをブレイクするようであれば上値余地拡大で投資家の注目度が増し、上昇が加速する可能性もある。