東京株式（寄り付き）＝続落スタート、米中摩擦への警戒再燃で売り先行

　２１日の東京株式市場は売り優勢、寄り付きの日経平均株価は前営業日比７７円安の２万３０７１円と続落。

　前日の米国株市場でＮＹダウ、ナスダック総合指数ともに安くなり、外国為替市場でも足もと円高含みで推移していることもあって、主力株中心に風向きが悪い。米中貿易協議の部分合意が来年にずれ込む可能性をロイター通信が報じ、リスク回避の売りを誘発している。日経平均は下値を試し、２万３０００円台攻防が意識される可能性もあるが、前日まで２日続落しており、下値では押し目買いが入ることも想定される。引き続き取引時間中はアジア株市場や為替の動向が方向感を左右しそうだ。

　寄り付き時点で業種別では３３業種中、１０業種が高く、値上がり上位に鉱業、石油、水産など。値下がりで目立つのは紙パルプ、金属製品、海運など。

出所：MINKABU PRESS