ドル円は108.50円近辺 明日はFOMC議事録=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は108.50円近辺での推移となっている。米国債利回りが依然として下げ止まらずドル円も連れ安となっているようだ。きょうは米株も利益確定売りに押されていることも圧迫している模様。
一時108.45円付近まで下落したものの、108.50円を割り込むようだと買いも入るようだ。ただ、21日線が控える108.75円付近を試す動きには至っていない。
前日はトランプ大統領とパウエルFRB議長が会談を行い、トランプ大統領は議長に対して、金利を他国水準まで引き下げ、さらにドル安に誘導するよう議長に要請したようだ。しかし、議長は経済指標次第との姿勢を堅持していた模様。FRBが追加利下げを一旦停止し、様子見姿勢を決め込んでいる中で、短期的に利回りやドルの下げが加速すると見ている向きは少ない。いずれ上昇に転じると見る向きが多いようだが、何らかのきっかけが欲しいとの声も聞かれる。
その意味では明日のFOMC議事録は若干注目かもしれない。予想通りに利下げが実施されたものの、声明やパウエルFRB議長の会見では、追加利下げを一旦停止し、様子を見たい姿勢を滲ませていた。現状の米経済指標からすればこれ以上の利下げは正当化されないと考えたのかもしれない。指標次第である姿勢を強調していたようにも思われる。
また、最近は見方が後退しているが、来るべき景気減速への余力を残しておきたい意向もあるものと思われる。その後のFOMCメンバーの発言からもその意向がうかがえる。
ハト派色はないものと予想されるが、予想以上にタカ派色が強い印象であれば、調整を経たドルは米国債利回りと伴に買い戻される可能性もあり注目される。
USD/JPY 108.52
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
一時108.45円付近まで下落したものの、108.50円を割り込むようだと買いも入るようだ。ただ、21日線が控える108.75円付近を試す動きには至っていない。
前日はトランプ大統領とパウエルFRB議長が会談を行い、トランプ大統領は議長に対して、金利を他国水準まで引き下げ、さらにドル安に誘導するよう議長に要請したようだ。しかし、議長は経済指標次第との姿勢を堅持していた模様。FRBが追加利下げを一旦停止し、様子見姿勢を決め込んでいる中で、短期的に利回りやドルの下げが加速すると見ている向きは少ない。いずれ上昇に転じると見る向きが多いようだが、何らかのきっかけが欲しいとの声も聞かれる。
その意味では明日のFOMC議事録は若干注目かもしれない。予想通りに利下げが実施されたものの、声明やパウエルFRB議長の会見では、追加利下げを一旦停止し、様子を見たい姿勢を滲ませていた。現状の米経済指標からすればこれ以上の利下げは正当化されないと考えたのかもしれない。指標次第である姿勢を強調していたようにも思われる。
また、最近は見方が後退しているが、来るべき景気減速への余力を残しておきたい意向もあるものと思われる。その後のFOMCメンバーの発言からもその意向がうかがえる。
ハト派色はないものと予想されるが、予想以上にタカ派色が強い印象であれば、調整を経たドルは米国債利回りと伴に買い戻される可能性もあり注目される。
USD/JPY 108.52
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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