【中銀チェック】3会合連続の利下げと当面の据え置き示唆の声明を出した前回FOMCの議事要旨は
来月のFOMCでの金利据え置き期待が広がっています。きっかけとなったのが前回10月29日、30日のFOMCでの声明。
3会合連続で今年3回目の利下げを実施した前回のFOMC。利下げ自体は織り込み済みとなっており、注目は声明や会見の内容に集まっていました。
声明ではそれまで見られた、景気拡大の維持に向けて「適切に行動」するとの文言が削除されました。代わって入ったのが、FF金利誘導目標レンジの「適切な道筋を精査」するという文言。
これまでの利下げ路線が一服し、当面経済指標などのデータを確認しながらの据え置きが続くという市場の見通しの変化につながり、ドル買いの材料となりました。
前回のFOMC前までは金利市場動向から見た利下げ確率は12月の利下げを織り込む勢いとなっていましたが、FOMC後は逆に据え置きを織り込みにかかるところまで据え置き見通しが大勢となっています。
こうした状況がどのような議論の下で生じたのか、今週20日(日本時間では21日午前4時)に同会合の議事要旨(FOMC議事録)が公表されます。
前回のFOMCでは二名の地区連銀総裁が据え置きを主張して利下げに反対票を投じていましたが、その他のメンバーの雰囲気はどうだったのかなどが気になるところです。
経済状況については基本的に良好であるとの認識が声明で示されましたが、このあたりについて、より慎重な見方がメンバーから出ていなかったかなども注目材料となります。
短期金利市場動向から見た12月のFOMCでの利下げ見通しはわずか6%程度、来年のFOMCを見渡しても、利下げ見通しが50%を超えるのは6月に入ってからとなっている状況。こうした市場の見方に変化を与えるような内容が含まれると、相場に影響が出てきそうです。
MINKABU PRESS 山岡和雅
3会合連続で今年3回目の利下げを実施した前回のFOMC。利下げ自体は織り込み済みとなっており、注目は声明や会見の内容に集まっていました。
声明ではそれまで見られた、景気拡大の維持に向けて「適切に行動」するとの文言が削除されました。代わって入ったのが、FF金利誘導目標レンジの「適切な道筋を精査」するという文言。
これまでの利下げ路線が一服し、当面経済指標などのデータを確認しながらの据え置きが続くという市場の見通しの変化につながり、ドル買いの材料となりました。
前回のFOMC前までは金利市場動向から見た利下げ確率は12月の利下げを織り込む勢いとなっていましたが、FOMC後は逆に据え置きを織り込みにかかるところまで据え置き見通しが大勢となっています。
こうした状況がどのような議論の下で生じたのか、今週20日(日本時間では21日午前4時)に同会合の議事要旨(FOMC議事録)が公表されます。
前回のFOMCでは二名の地区連銀総裁が据え置きを主張して利下げに反対票を投じていましたが、その他のメンバーの雰囲気はどうだったのかなどが気になるところです。
経済状況については基本的に良好であるとの認識が声明で示されましたが、このあたりについて、より慎重な見方がメンバーから出ていなかったかなども注目材料となります。
短期金利市場動向から見た12月のFOMCでの利下げ見通しはわずか6%程度、来年のFOMCを見渡しても、利下げ見通しが50%を超えるのは6月に入ってからとなっている状況。こうした市場の見方に変化を与えるような内容が含まれると、相場に影響が出てきそうです。
MINKABU PRESS 山岡和雅
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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