<注目銘柄>松竹、劇場アニメ好調の波に乗る
松竹<9601.T>の1万5000円台でのもみ合いは拾い場となっている可能性が高い。同社は歌舞伎、映画、不動産を収益の柱とし、コンテンツの制作・配信を展開しているが、近年のアニメ劇場映画ブームに乗り業績が回復している。
2016年に公開した「君の名は。」がメガヒット作となったことをきっかけに映像ソフトメーカーによるアニメ配給事業の参入に伴うアニメの劇場映画が活発化し、同社をはじめとする大手配給会社などがアニメに積極的となっている。10月に発表した19年6~8月期営業利益は、7月に公開された「天気の子」が寄与する形で前年同期比59.4%増の24億6300万円と高変化をみせた。自社配給作品ではないものの、系列シネマコンプレックスが賑わったことで映像関連事業の収益拡大につながっている。20年2月期の営業利益は前期比9.5%増の50億円を据え置いているが、年末に向けて「アナと雪の女王2」などの上映を控えていることから、業績の上振れが期待できる。また、信用倍率も0.1倍台と売り長であり、株式需給関係の良さも味方して株価は更に上値を目指す展開が有望視される。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2016年に公開した「君の名は。」がメガヒット作となったことをきっかけに映像ソフトメーカーによるアニメ配給事業の参入に伴うアニメの劇場映画が活発化し、同社をはじめとする大手配給会社などがアニメに積極的となっている。10月に発表した19年6~8月期営業利益は、7月に公開された「天気の子」が寄与する形で前年同期比59.4%増の24億6300万円と高変化をみせた。自社配給作品ではないものの、系列シネマコンプレックスが賑わったことで映像関連事業の収益拡大につながっている。20年2月期の営業利益は前期比9.5%増の50億円を据え置いているが、年末に向けて「アナと雪の女王2」などの上映を控えていることから、業績の上振れが期待できる。また、信用倍率も0.1倍台と売り長であり、株式需給関係の良さも味方して株価は更に上値を目指す展開が有望視される。(れい)
出所:MINKABU PRESS
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