ドル円は１０８円台半ば前後=東京為替概況

　週明けのドル円は１０８円台半ば前後での推移となった。明日の東京市場が休場となることもあり、動意にやや欠ける展開に。
　
　１９日に予定されていた英国のＥＵ離脱修正案の採決が先送りされたことなどを受けて、週明け、リスク警戒からの円高が進む場面が見られたが、値幅は限定的。米中通商協議の進展期待が下値を支えたほか、EU離脱修正案に関しては、英紙がEUが否決された場合に備え期限延長の準備と報じたことで、警戒感が後退した。

　ポンドは採決先送りで売りから始まり、ポンドドルは先週末の１．２９４０近辺から１．２８７０近辺を付ける動きに。その後英紙報道などで１．２９２０台まで回復の場面も、午後には１．２８台に値を落としてきており、警戒感が広がる展開に。ポンド円も先週末の１４０円３０銭台から１３９円４０銭台まで早朝に急落。その後１４０円台を回復も、午後に１３９円台に落とすなど、不安定な動き。

MINKABU PRESS 山岡和雅