【買い】ラサ工業（4022）株価は底打ち確認で反発強める、テクニカル好転も追い風に◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

株価は底打ち確認で反発強める、テクニカル好転も追い風に

業種：化学
時価総額：112億円
PER：7.51倍
PBR：0.76倍

　リン系製品の化成品事業を主軸としながら化合物半導体向けの高純度無機素材な電子材料事業も展開。リン酸、エッチング剤など各種工業薬のほかに機械事業も展開、次世代電池などのコンデンサー向け原料などにも注力。

　業績面においては今期売上高横ばい、利益面は約20％減と前期比下振れ計画だが、特に上期は厳しいコントラストになることが予想される。一方で、半導体向けなどの電子部品材料は徐々に市況が回復に向かっており、下期においては徐々に改善が見込まれる。まずは11/14に予定される中間期の実績を確認して底打ちかどうかを見極めていく必要がある。

　株価は動意薄の期間が半年以上続いたが8月末に底打ちして徐々に持ち直しの傾向にある。直近では200日移動平均線にトライし、先週は前回決算発表後の戻り高値を更新した。テクニカルでは一目均衡表の三役好転が示現し投資家の注目も高まってきていることから、今週は上値を試す動きに期待したい。