OKI、光ファイバーセンサーを用いた防災・減災に寄与する「異常温度リアルタイム監視ソリューション」を日本ドライケミカルと共同開発し、両社で販売開始

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最新投稿日時:2019/10/08 12:05 - 「OKI、光ファイバーセンサーを用いた防災・減災に寄与する「異常温度リアルタイム監視ソリューション」を日本ドライケミカルと共同開発し、両社で販売開始」(PR TIMES)

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OKI、光ファイバーセンサーを用いた防災・減災に寄与する「異常温度リアルタイム監視ソリューション」を日本ドライケミカルと共同開発し、両社で販売開始

配信元:PR TIMES
投稿:2019/10/08 12:05

OKIは、自社が提唱する「インフラモニタリングソリューション(注1)」につながるセンシング・デバイスのひとつである光ファイバーセンサーを用いて、災害につながる異常な温度上昇をリアルタイムに監視する「異常温度リアルタイム監視ソリューション」を日本ドライケミカル株式会社(代表取締役社長:遠山榮一、本社:東京都港区、以下日本ドライケミカル)と共同開発し、本日より両社で販売を開始します。両社は2014年8月の業務提携以降、双方の強みを活かした新たな防災システムの開発に取り組んできており、本ソリューションはその成果となります。

近年の防災意識の高まりにより、火災などの予兆をより早く検知し、速やかな対処、避難や消火活動を可能とするシステムが求められています。「異常温度リアルタイム監視ソリューション」は、このようなニーズに対応し、建物や構造物、設備機器類に敷設したOKIの「光ファイバーセンサー WX1033 A/B(以下 WX1033 A/B)」によりリアルタイムに検知された異常な温度上昇などのデータを、日本ドライケミカルが開発した監視システムと連動させることで、火災などの早期発見・対処を実現します。

「異常温度リアルタイム監視ソリューション」に使われているWX1033 A/Bは、OKIが通信市場で長年取り組んできた高速光通信技術を活かした、リアルタイムセンシングが可能な光ファイバーセンサーです。OKI独自の技術「SDH-BOTDR方式(注2)」を採用し、従来のBOTDR方式では数十分かかっていた温度計測が1秒で実施できるほか、1秒周期で温度上昇を検出し、その発生場所を1m単位で特定することができます。一方、日本ドライケミカルは、これまで総合防災企業として蓄積してきた火災発生のメカニズムや検知方法、最適な報知方法などのノウハウを統合して、OKIのWX1033 A/Bで検知した異常温度をリアルタイムで監視するアプリケーションを開発し、これを監視システムに組み込みました。このアプリケーションは、光ファイバーセンサーが異常温度を検知した際に、その位置や温度など発報に至った情報を、建物や設備系統図などの監視図面上にわかりやすく表示するものです。

両社の強みを活かした「異常温度リアルタイム監視ソリューション」は、素早く災害の予兆をとらえることができるため、法令で義務付けられた防災設備を補い、防災や減災に寄与するソリューションとして幅広く活用することが可能です。

OKIは、「異常温度リアルタイム監視ソリューション」を、10月15日から10月18日まで幕張メッセで開催されるCEATEC 2019(OKIブース:ホール4【トータルソリューションエリア】小間番号:A005)に出展します。

「異常温度リアルタイム監視ソリューション」のイメージ(「WX1033A」使用例)



光ファイバーセンサー WX1033Aの特長
・測定用光ファイバーを監視したい場所に取り付けることで、簡単に温度監視システムを構築できます。
・アプローチ用光ファイバーと合わせて1,000mまでの距離を、1m単位で温度監視できます。
・最大400条件までの警報監視機能(絶対値判定/差分判定)と接点出力(最大4接点)を内蔵し、警報ランプ
 などにより注意や警報などの異常を知らせることができます。
・サーバー伝送機能(MODBUSインターフェース)により、上位の監視サーバーへ温度情報や警報情報を
 送信できます。
・受信器上の光ファイバーの距離と監視対象の場所を関連付けたアプリケーションにより、異常の発生場所を
 特定できます。
・光ファイバーは測定用/アプローチ用ともに、電気配線と同様に工事可能なケーブルを準備しています。

日本ドライケミカル 監視システムの特長
・早期警戒のための火災予報機能、火災発報監視機能とともに、これらの発生・復旧に関する長期ログ機能を
 備えています。
・系統図などの監視図画面上でリアルタイムな計測温度表示ができます。
・各監視ブロック単位(1m~)に、計測温度をリアルタイム/ヒストリカルにトレンドグラフとして表示する
 機能を備え、温度変化状況を容易に監視できます。
・日報・月報・年報のレポート機能により、長期にわたる温度状況の解析が可能です。
・光ファイバーセンサーの断線・精度低下監視、監視ブロック長変更などの保守機能を備えています。
・クライアント/サーバー型のソフトウェア構成により、複数台(最大10台)のPCによる監視が可能です。

販売計画
価格:個別見積もり
販売開始時期:2019年10月
ターゲット市場:防災・消防、社会インフラ(道路、鉄道、金融、電気、ガス、建設)、製造など

日本ドライケミカル株式会社
会社名:日本ドライケミカル株式会社
本社所在地:東京都港区台場2-3-1 トレードピアお台場
設立年月日:1955年4月23日
資本金:700百万円(2019年3月31日現在)
代表者:代表取締役社長 遠山 榮一
従業員数:連結830名(2019年3月末現在)
事業内容:各種防災設備の設計・施工・保守点検、消火器および消火設備、消防自動車、自動火災報知設備の
     製造・販売、防災関連用品の仕入・販売など
会社URL:https://www.ndc-group.co.jp

用語解説
注1:インフラモニタリングソリューション
当社が提唱するインフラ構造物・設備の維持管理業務向けにAIなどのIoT活用技術による、運用の異なる現場に合わせたコーディネイトを段階的かつ効率的に実現するソリューションコンセプト。「インフラの見える化」「インフラの状態診断」「インフラの劣化予測」「インフラ工事の工程・安全監視」の4つのソリューションで構成される。

注2:SDH-BOTDR
BOTDR(Brillouin Optical Time Domain Reflectometry:ブリルアン光時間領域反射測定法)は、光ファイバーに光パルスを入射したときに発生する後方散乱光の1つである「ブリルアン散乱光」の周波数が温度や歪みに比例して変化するという特性を利用した、従来の光ファイバーセンシング手法。
SDH-BOTDR(Self Delayed Heterodyne -BOTDR:自己遅延ヘテロダインBOTDR)は、OKI独自の新技術(特許第6308160号「光ファイバー歪み測定装置および光ファイバー歪み測定方法」)により、「ブリルアン散乱光」の周波数の変化を電気信号の位相シフトに変換して捉えることで大幅に測定時間を短縮した、新たな光ファイバーセンシング手法。

リリース関連リンク
「インフラモニタリングソリューション」紹介サイト
https://www.oki.com/jp/infra_monitoring/


沖電気工業株式会社は通称をOKIとします。
その他、本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。


本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
経営企画本部 広報部
電話:03-3501-3835
e-mail:press@oki.com
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
情報通信事業本部 社会インフラソリューション事業部ソリューション開発部
お問い合わせフォーム
https://www.oki.com/cgi-bin/inquiryForm.cgi?p=169j
配信元: PR TIMES

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