【買い】青山財産ネットワークス（8929）テクニカル好転にファンダメンタル材料が加わり強含み◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

テクニカル好転にファンダメンタル材料が加わり強含み

業種：不動産
時価総額：197億円
PER：11.98倍
PBR： 3.53倍

　資産家への運用や相続コンサル、事業承継など財産に関するコンサルティングと運用商品組成に強みを持つ。国内の不動産ソリューションだけでなく、海外の不動産投資も含めた分散投資のソリューション提供で、資産構築をサポートする。

　業績面においては主軸の財産コンサルティング収益のほかに不動産取引の収益も業績に寄与している。今期は前期の大幅増収増益の実績からさらに2ケタの増収増益を計画、8/6発表の中間時点では不動産取引収益が前期比17.5％増と好調だが原価も増加して減益着地となっている。
通期計画とはだいぶ開きがあるが今期は下期に事業承継コンサルティング収益の厚みが増すことに加えて利益率の高い財産承継コンサルティングも引き合い好調で巻き返しが図られる見込み。

　株価は足元で200日移動平均線を上抜けるとともに下値切り上げの強含みで推移。直近では9/27に新しく船舶（プロダクトタンカー）を対象資産とするオペレーティングリース商品を組成したと発表し、業績寄与の期待感とともに大きく買われた。短期上昇トレンドのモメンタムを維持しつつ押し目買いで狙っていきたい局面。