11日のドル・円相場は、東京市場では107円50銭から107円85銭まで上昇。欧米市場でドルは107円63銭まで売られた後に107円86銭まで上昇し、107円84銭で取引を終えた。
本日12日のドル・円は108円を挟んだ水準で推移か。欧州中央銀行(ECB)の金融政策を見極める必要があるものの、米長期金利の下げ渋りを意識してドルは底堅い動きを見せる可能性がある。
ECBは12日開催の理事会で金融政策を決定する。預金ファシリティ金利は現行の−0.40%から-0.50%に引き下げられる可能性がある。主要リファイナンス金利(0.00%)と限界貸付ファシリティ金利(0.25%)は据え置きとなる見込み。市場関係者の大半はECBが預金金利を引き下げると予想しているが、量的緩和策の再開については、過半数が今回は見送りと予想しているようだ。
なお、一部報道によると、ドイツ政府は、連邦予算には含まれない新たな債務を引き受ける独立した公共団体の設立を検討しているもようだ。財政規律を維持するための措置であるとみられているが、市場関係者の間では「ユーロ圏経済を再起動させるためにはドイツの財政出動が必要不可欠」との見方も出ており、ECBの金融政策にも大きな影響を与える可能性があることから、今後の展開が注目される。
<CS>
本日12日のドル・円は108円を挟んだ水準で推移か。欧州中央銀行(ECB)の金融政策を見極める必要があるものの、米長期金利の下げ渋りを意識してドルは底堅い動きを見せる可能性がある。
ECBは12日開催の理事会で金融政策を決定する。預金ファシリティ金利は現行の−0.40%から-0.50%に引き下げられる可能性がある。主要リファイナンス金利(0.00%)と限界貸付ファシリティ金利(0.25%)は据え置きとなる見込み。市場関係者の大半はECBが預金金利を引き下げると予想しているが、量的緩和策の再開については、過半数が今回は見送りと予想しているようだ。
なお、一部報道によると、ドイツ政府は、連邦予算には含まれない新たな債務を引き受ける独立した公共団体の設立を検討しているもようだ。財政規律を維持するための措置であるとみられているが、市場関係者の間では「ユーロ圏経済を再起動させるためにはドイツの財政出動が必要不可欠」との見方も出ており、ECBの金融政策にも大きな影響を与える可能性があることから、今後の展開が注目される。
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