ドル円は21日線を回復し維持できるか注目 上値を積極的に試す動きまではない=NY為替前半
きょうのNY為替市場はドル買いがやや優勢となる中、ドル円は108円台前半での推移となっている。108円ちょうど付近に来ている21日線を回復してきており維持できるか注目される展開。今週のECB理事会をにらんでユーロが対ドルで下落しており、それに伴うドル買いの動きがドル円にも波及しているようだ。今月末のFOMCで0.5%の大幅利下げまではないとの見方も引き続きドル円をサポート。株式市場が底堅く推移していることも、センチメントを維持しているものと思われる。
ただ、108円台の上値を積極的に試す動きまでは出ていない。ECB理事会やFOMCと伴に、来週は米中閣僚級協議なども予定されており、今月の一連のイベントの結果を待ちたい雰囲気も強いようだ。
一方、ユーロドルは一本調子の下げを演じており、1.11ドル台半ばまで下げ幅を拡大。きょうの下げで強いサポートとなっていた1.12ドルちょうどをブレイク。6月以降のリバウンド相場は終了の兆候を明確にしており、早期に1.12ドル台に戻せるか注目される展開。目先の下値サポートとしては5月安値の1.11ドル台前半が意識される。
今週のECB理事会を巡ってユーロは売りが出ているようだ。市場では、今回は政策は据え置きが濃厚なものの、フォワードガイダンスの修正やドラギ総裁の会見で9月に中銀預金金利(-0.4%)の0.1%引き下げを示唆してくるものと見られている。また、量的緩和(QE)を再開への道筋も示すとも予想されており、9月の利下げ時に具体策を発表すると見られている。月間300億ユーロの債券購入などが噂されているようだ。
一方で、先週よりは落ち着いているが、今週の理事会での利下げの可能性もまだ排除できないでいる。確率は40%程度で推移している状況。利下げ幅はFRBより小さいものの、QEを加味すればユーロドルは下振れリスクが大きいとの見方も出ている。
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
ただ、108円台の上値を積極的に試す動きまでは出ていない。ECB理事会やFOMCと伴に、来週は米中閣僚級協議なども予定されており、今月の一連のイベントの結果を待ちたい雰囲気も強いようだ。
一方、ユーロドルは一本調子の下げを演じており、1.11ドル台半ばまで下げ幅を拡大。きょうの下げで強いサポートとなっていた1.12ドルちょうどをブレイク。6月以降のリバウンド相場は終了の兆候を明確にしており、早期に1.12ドル台に戻せるか注目される展開。目先の下値サポートとしては5月安値の1.11ドル台前半が意識される。
今週のECB理事会を巡ってユーロは売りが出ているようだ。市場では、今回は政策は据え置きが濃厚なものの、フォワードガイダンスの修正やドラギ総裁の会見で9月に中銀預金金利(-0.4%)の0.1%引き下げを示唆してくるものと見られている。また、量的緩和(QE)を再開への道筋も示すとも予想されており、9月の利下げ時に具体策を発表すると見られている。月間300億ユーロの債券購入などが噂されているようだ。
一方で、先週よりは落ち着いているが、今週の理事会での利下げの可能性もまだ排除できないでいる。確率は40%程度で推移している状況。利下げ幅はFRBより小さいものの、QEを加味すればユーロドルは下振れリスクが大きいとの見方も出ている。
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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