4月以来の200日線回復、節目意識で売り買い交錯も強気相場は継続
時価総額:9503億円
PER:14.03倍
PBR: 0.85倍
非鉄金属と電子材料が両輪で、ニッケル・金といった金属製品に強みを持つ。非鉄金属事業で培った技術を活かし有価金属を回収してリサイクルする事業も行う。海外の鉱山開発に重点投資し、現中計期間では過去最大規模での設備投資・投融資を計画。
業績面においてはスマートフォン市場の成熟化で電子材料の収益力が低下することを見込むほか、銅価格の下落も下押し要因とする。一方で、金価格やニッケルの需要が持ち直して価格上昇に転じてきていることから、今後の資源価格の趨勢によって今期の減益計画をどこまで補えるかが注目される。
株価は米金利低下を背景にしっかりな動きの金価格と同様に、6月中旬頃から底値圏を上放れ。25日移動平均線は右肩上がりでサポートもしっかり機能。昨日は先週の勢いそのままに200日線を突破したが、利益確定に押されて陰線。しかし、終値ベースでも200日線上にしっかりと踏みとどまったことから、押しは浅いとみて一段高も期待できそう。一目均衡表は三役好転で、この節目で出来高を集め、売り物をこなすことができるか注目。