【IRアナリストレポート】コシダカホールディングス(2157)

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最新投稿日時:2019/07/22 14:01 - 「【IRアナリストレポート】コシダカホールディングス(2157)」(みんかぶ株式コラム)

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【IRアナリストレポート】コシダカホールディングス(2157)

著者:鈴木 行生
投稿:2019/07/22 14:01

~カラオケで首都圏攻勢とアジア展開を加速、メンズ・カーブスを立ち上げ~

【ポイント】
・メンズ・カーブスを見学した。長野県のメンズ・カーブスオギノ茅野店は昨年11月にオープンしたが、会員も400名を超え順調である。スーパーオギノが経営するショッピングセンターの1階に女性用、その2階にメンズを開設した。女性の会員から、わが家の男性も健康のために参加させたいという声に応えて、試行を開始した。

・女性用とのシナジーが集客、運営、顧客満足で発揮されている。1店目が黒字化したので、2店目の出店に取り組む。男性を引きつけることができれば、ビジネスの展開力は大きく高まろう。

・2018年3月に、米国のカーブス世界本部を、日本のフランチャイジーであった当社が、総額184億円で逆に買収した。①カーブスのブランドを守り、②フィットネスに関する自由度を手に入れ、③これまで支払っていたロイヤリティでのれん・商標権の償却は十分吸収でき、利益面でも上乗せとなるので、価値あるM&Aと評価できる。

・カーブスは、日本の1965店を含めて、世界の4000店をフランチャイジーとする。日本の会員は現在約82万人であるが、150万人を超えて拡大できよう。従来の見方よりパイはかなり大きくなろう。フィットネスの新たなビジネスモデルも期待できよう。

・カラオケは、まねきねこブランドの首都圏展開、集客戦略が当たっており、収益性が大きく向上している。店舗の自動化などの資本装備率を上げて、生産性を高めている。AI(人工知能)を活用した新しい楽しみ方なども具体化しよう。海外では、マレーシアの新規出店が好調で、タイに続き、インドネシアの準備も進めている。将来は、内外のカラオケで1000店を目指すという方向に展開しよう。

・「既存業種新業態」を軸に、既存市場での事業を新業態の仕組みに変えていく。「総合余暇サービス提供企業」をビジョンに、アミューズメント、スポーツ・フィットネス、観光・行楽、趣味・教養の4つを事業領域とする。新しい楽しみ方や健康志向、海外への展開によって、ビジネスモデルは進化を遂げ、中期的に営業利益160億円が十分達成できよう。ROEが高くピーク利益を更新、独自の価値創造企業として大いに注目したい。

目 次
1.特色 「既存業種新業態」の総合余暇サービス提供企業
2.強み 女性専用フィットネスが圧倒的キャッシュカウに成長
3.中期経営方針 カラオケの市場開拓に成果、次はグローバル展開
4.メンズ・カーブス見学 第1号のメンズ・カーブスオギノ茅野店は順調
5.米国カーブス総本部の買収 ブランドの確保と周辺ビジネスへの広がり
5.当面の業績 カラオケが好調、ピーク利益の更新が続こう
7.企業評価 新業態と海外展開の加速に注目

コシダカホールディングス <2157>
企業レーティング
株価
(2019年7月19日)
1461円
時価総額 1202億円
(82.3百万株)
PBR 3.84倍
ROE 20.1%
PER 19.2倍
配当利回り 0.8%
総資産 70873百万円
純資産 30905百万円
自己資本比率 43.6%
BPS 380.0円
(百万円、円)
決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 EPS 配当
2011.8 29093 3356 3336 2877 37.5 3.1
2012.8 33746 4077 4096 2279 29.8 4.4
2013.8 34515 4151 4237 3072 40.5 6.3
2014.8 37720 4276 4370 2423 32.0 6.9
2015.8 44257 4394 4492 2098 28.2 7.5
2016.8 51170 4810 4699 1900 26.2 8.0
2017.8 55283 6146 6354 3255 43.6 9.0
2018.8 61771 7858 8207 4426 54.4 10.0
2019.8(予) 67100 10300 10700 6200 76.2 12.0
2020.8(予) 71100 11400 11400 6600 81.2 15.0

(2019.5ベース)
(注)ROE、PER、配当利回りは今期予想ベース。11.8期末に1:400、14.8期末に1:2、2018年5月末で1:4の株式分割を実施。それ以前のEPS、配当は修正ベース。2017.8期は中間配に東証1部上場記念配0.5円、期末に創業50周年記念配0.5円を含む。
 
企業レーティングの定義:当該企業の、(1)経営者の経営力、(2)事業の成長力・持続力、(3)業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。

レポート全文はこちらから
http://www.belletk.com/kosidaka201907.pdf
 

日本ベル投資研究所の過去レポートはこちらから

配信元: みんかぶ株式コラム

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