「108円回復を窺う」には、少なくとも期待が募る…!?

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最新投稿日時:2019/07/22 10:51 - 「「108円回復を窺う」には、少なくとも期待が募る…!?」(武市佳史)

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「108円回復を窺う」には、少なくとも期待が募る…!?

著者:武市佳史
投稿:2019/07/22 10:51

◆「米7月50bp利下げ観測」後退 - 一転して“買い戻し”目立つ…

※ご注意:予想期間は7月23日と表示されていますが、本日(7月22日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


再燃した「米7月50bp利下げ観測」は、急速に萎んでいきました。

NY連銀の「異例の声明」のみならず、ハト派として知られるブラード・セントルイス連銀総裁の『7月利下げは50bpではなく、25bpを支持』発言し、さらにウォールストリート・ジャーナル紙の『7月25bp利下げ実施を米金融当局者が示唆』報道が続いたからです。
このため前日からの“ドル全面安”からは一転、先週末は“買い戻し”が目立ちました。

一方「米7月50bp利下げ観測」の後退は、株価にとっては“ネガティブ要因”となるため、NYダウは幾分反落しています。
また「ホルムズ海峡にて、英国籍タンカーがイランに拿捕」との報道も流れており、“リスク選好姿勢”に傾斜することもありませんでした。
このため“108円回復”は示現しておらず、相変わらず“上値の重さ”も垣間見える状況は続いています。

◆本日は主だった米経済指標が不在 - “材料不足⇒動意薄”が基本だが…?

本稿執筆時における「7月50bp利下げ観測」は“20.4%”になりますが、先週20日からすでに「ブラックアウト期間(金融政策に関する発言を禁止)」に突入しています。
このため“思惑で揺れ動く”といった展開は想定しづらく、それでいて“20%程度”の織り込みで「米7月50bp利下げ」に踏み切るようなことがあると“サプライズ⇒マーケット混乱”は避けられない…?
そうなると必然的に「米7月25bp利下げ」へと思惑は帰着する可能性が高く、“もう一段の巻き戻し”は十分に可能…!?

注目の「参院選(与党が改選過半数を維持)」が波乱なく終わりましたので、「日米通商協議」が次なる懸念として頭をもたげる可能性は否定できませんが、それはもう少し先の話…。
主だった米経済指標が不在の本日は“材料不足⇒動意薄”が基本でしょうが、“7/18高値&20日移動平均線(108.014円)”~“7/10~7/18の50%戻し&日足・一目均衡表転換線(108.097円)”を狙った巻き戻しに関しては、少なくとも期待したいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:108.451(+1σ)
上値4:108.373(7/16-17高値、週足・一目均衡表転換線、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:108.308(7/10~7/18の61.8%戻し)
上値2:108.097(7/10~7/18の50%戻し、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:108.014(7/18-19高値、20日移動平均線、大台)
前営業日終値:107.718
下値1:107.591(7/18~7/19の50%押し)
下値2:107.500(7/18~7/19の61.8%押し、-1σ)
下値3:107.298(ピボット1stサポート)
下値4:107.207(7/18-19安値)
下値5:107.093(6/26安値、-2σ)

11:09 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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