■株主還元策
ジェイ・エス・ビー<3480>は、従来、内部留保の充実を勘案した安定配当を基本としていたが、2019年10月期より配当方針を変更すると発表した。すなわち、今後は、持続的な成長と企業価値向上のための積極的な事業展開や様々なリスクに備えるための財務健全性とのバランスを考慮した上で、業績に応じた利益配分を行うことを基本方針とする。配当については、安定配当を維持しながら中長期的な視点で連結業績に応じた利益還元を重視し、連結配当性向 20%を目標に毎期の配当額を決定する方針である。
2018年10月期は、好調な業績を勘案して普通配当を36円に増配し、加えて東証1部指定替えに伴う記念配当4円を実施した。また、2019年10月期についても、普通配当41円への増配を計画する。ただ、配当性向は2019年10月期も9.5%にとどまる見通しで、東証1部不動産業平均の24.5%を大きく下回る。配当方針の変更もあり、2019年10月期決算が期初予想を上回って着地すれば、更なる増配の可能性もありそうだ。
■情報セキュリティ対策
イントラネットや定期的な研修により万全を期す
同社グループでは、業務上、大量の個人情報を取り扱うことから、情報セキュリティ対策を重要な経営課題の1つとして捉えている。個人情報保護方針、セキュリティ方針、情報システム緊急マニュアルなどを定めており、業務では組織内におけるプライベートネットワーク(イントラネット)を活用し、企業内の情報をその中で扱うために必要な防護措置を講じている。また、社員の研修も定期的に実施し、不審なメールを開封しないなどの指導を徹底している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
<MH>
ジェイ・エス・ビー<3480>は、従来、内部留保の充実を勘案した安定配当を基本としていたが、2019年10月期より配当方針を変更すると発表した。すなわち、今後は、持続的な成長と企業価値向上のための積極的な事業展開や様々なリスクに備えるための財務健全性とのバランスを考慮した上で、業績に応じた利益配分を行うことを基本方針とする。配当については、安定配当を維持しながら中長期的な視点で連結業績に応じた利益還元を重視し、連結配当性向 20%を目標に毎期の配当額を決定する方針である。
2018年10月期は、好調な業績を勘案して普通配当を36円に増配し、加えて東証1部指定替えに伴う記念配当4円を実施した。また、2019年10月期についても、普通配当41円への増配を計画する。ただ、配当性向は2019年10月期も9.5%にとどまる見通しで、東証1部不動産業平均の24.5%を大きく下回る。配当方針の変更もあり、2019年10月期決算が期初予想を上回って着地すれば、更なる増配の可能性もありそうだ。
■情報セキュリティ対策
イントラネットや定期的な研修により万全を期す
同社グループでは、業務上、大量の個人情報を取り扱うことから、情報セキュリティ対策を重要な経営課題の1つとして捉えている。個人情報保護方針、セキュリティ方針、情報システム緊急マニュアルなどを定めており、業務では組織内におけるプライベートネットワーク(イントラネット)を活用し、企業内の情報をその中で扱うために必要な防護措置を講じている。また、社員の研修も定期的に実施し、不審なメールを開封しないなどの指導を徹底している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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