決算好感の強い動きが続く、戻り高値更新の勢いそのままに年初来高値視野
時価総額:253億円
PER:11.11倍
PBR: 1.27倍
化学薬液用ケミカルポンプの開発・生産・販売の大手で、多用途、少量生産に強みがある。船舶バラスト水処理装置向けや半導体・液晶向け、透析装置などの医療機器向け、燃料電池といった新エネルギー向けなど様々な産業に食い込む。
業績面においては5/14に決算発表を行い、今期も増収増益基調を維持。各セグメントで堅実な伸びを確認、売上高は医療機器の大幅増がけん引する。強化中の海外はアジアで落ち込むもトータルでは増収、新中期経営計画では水処理市場をはじめとする強化市場への経営資源集中、海外展開の強化も引き続き行う。今後は事業拡大に向けたM&Aも検討中。
株価は5/14の決算発表をうけて売られ過ぎの水準から一気に出直り、その後は堅調に下値を切り上げている。足元では200日移動平均線を奪回、上値を伸ばす動きが継続している。今週に入って市場の軟化にも動揺することなく高値圏を維持、昨日も戻り高値を更新した。過去の価格帯別出来高では年初来高値1267円付近まで真空地帯となっており、本日も新高値更新に期待が膨らむ。