１８日の株式相場見通し＝売り買い交錯、方向感乏しく上値重い展開か

　１８日の東京株式市場は売り買いが交錯し、方向感の定まらない展開となりそうだ。引き続き商いが盛り上がらず、下値リスクは限定的ながら上値も重い動きが想定される。１８～１９日のＦＯＭＣの結果を見極めたいとの思惑から、個別にはここ下値模索の動きにある半導体関連株などに売り一巡感が出るのかどうか、また、中国ファーウェイのスマートフォン減産の動きが伝わるなか、電子部品株などの動向が注目される。

　１７日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前日比２２ドル９２セント高の２万６１１２．５３ドルと小幅反発。ナスダック総合株価指数も、同４８．３６５ポイント高の７８４５．０２４と反発した。ＮＹダウは小幅ながら前日の下げを若干上回る反発を示し、５月６日以来約１カ月半ぶりの高値で着地。１８～１９日のＦＯＭＣを前に早期利下げへの期待感が全体指数を支えている。ただ、上値を積極的に買う動きも見られなかった。

　日程面では、きょうは国内で５年国債の入札がある。海外ではＦＯＭＣ（～１９日）のほか米５月の住宅着工件数の発表などが予定されている。

出所：minkabuPRESS