今週のマーケット展望「FOMC結果待ちで様子見ムード」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(高井ひろえ)

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最新投稿日時:2019/06/17 10:51 - 「今週のマーケット展望「FOMC結果待ちで様子見ムード」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(高井ひろえ)」(フィスコ)

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今週のマーケット展望「FOMC結果待ちで様子見ムード」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(高井ひろえ)

配信元:フィスコ
投稿:2019/06/17 10:51
こんにちは、フィスコマーケットレポーター高井ひろえの「マネックス証券の気になるレポート」です。今週は18-19日に連邦公開市場委員会 (FOMC)が開催されますね。声明文や会見から経済・金利見通しの変更、利下げ可能性や時期などについて何らかの示唆を得られるのか、注目していきましょう。さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、6月17日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。

まず広木さんは、先週金曜日の日経平均について『25日移動平均と5日移動平均に挟まれた小幅陽線で終わったが、上にも下にも動きにくいという、まさに相場の膠着感を表すような形となった』と解説しています。

今週の相場の注目点については『18-19日のFOMC』としつつも、『さすがに今回会合での利下げを見込む向きは少ない』と指摘しています。続けて、『7月利下げ観測は非常に高いだけに、次回利下げを示唆するような手掛かりが出てくるかどうかが最大のポイントとなる。声明文の変化、パウエル議長の発言、ドットプロット及びメンバーによる経済見通しなどからヒントを探ることになる』と考察しています。

また、『市場が納得するような手掛かりが得られれば米国株は上がるだろう』と示唆し、反対に『7月利下げにつながるような示唆がない場合、市場は一時的に不安定になるだろうが大崩れはしない。年内利下げ期待が根強く残るうちは、本格的に売ることはできないからだ』と分析しています。利下げについては『それにしても本当に「予防的利下げ」はあるのか、そもそも必要なのか』とも述べています。

先週末発表された米国の経済指標については、『総じて良好だった』と分析。『5月の小売売上高は前月比0.5%増と市場予想(0.6%増)を小幅に下回ったが、4月分が上方修正された。-0.2%から0.3%へと0.5%も上方修正されたことも大きいが、マイナスからプラスへの修正はもっと大きい。 小売売上高は減少しておらずむしろ増加していた。自動車を除く小売売上高は市場予想0.3%増に対して結果は0.5%増、前月分は0.1%から0.5%に上方修正された』と伝えています。

総じて、『4月も0.5%、5月も0.5%と連続して堅調に消費が伸びている。5月の鉱工業生産指数やミシガン大学の消費者態度指数も市場予想を上回った』として、『利下げが必要なほど悪いデータは何一つ出ていない。果たしてFedが米中貿易戦争の影響を考慮して「予防的に」動くかどうかだ』と考察しています。

米中貿易戦争について、『最大のヤマ場はG20での米中首脳会談の有無』であるといいます。『28日、29日のG20のタイミングで米中首脳会談が開催されるとすれば、そろそろニュースが出てくるタイミングだ。「米中首脳会談開催」となれば、相場は無論、好感するだろう』との見解です。

続けて、『基本はFOMC待ちで動かない(動けない)相場が週後半まで続くだろう。FOMCの結果が判明するのが日本時間20日の未明で、その日は日銀金融政策決定会合があるので、その結果まで待つとすればほぼ1週間は終わってしまう』と述べています。

そして、『株主総会シーズンとあって自社株買いや配当再投資などで需給はタイトになっている。下値も堅いが上値を追うには材料待ち−そんな1週間になりそうだ』と示唆しています。

最後に、今週の予想レンジについて『20,900-21,500円とする』とまとめています。

参考にしてみてくださいね。

高井ひろえの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを高井ひろえの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。

フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ


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配信元: フィスコ

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