スタートバーンとユーカリオ、国内若手アーティストの発掘・支援プロジェクトで提携【フィスコ・ビットコインニュース】

アートブロックチェーンネットワークの構築に向けた取り組みなどを行うスタートバーンは７日、現代アートギャラリー「EUKARYOTE（ユーカリオ）」と、アート・ブロックチェーン・ネットワークを活用した国内若手アーティストの発掘・支援プロジェクトで提携したと発表した。

同社は、現状の世界のアート市場について、「大手ギャラリーやオークションハウスによる著名アーティストの作品中心に形成されており、若手アーティストが評価される機会が多いとは言えない」と指摘。また、作品の価値を担保する証明書や来歴管理が重要であるが、現在も紙やアナログによるやりとりが主流であるため、実際の売買においては機会損失なども生じていると分析している。

そうしたことを背景に、1人でも多くの若手アーティストが輩出され、生み出された多くの作品がブロックチェーン証明書によって永くその価値を残すため、今回の提携にいたったようだ。

同社が推進する「アート・ブロックチェーン・ネットワーク」は、ブロックチェーンを活用し、あらゆる主体が発行した作品証明書や来歴の管理を、スマートコントラクトによってパブリックチェーン上で実現する情報ネットワークである。

今後の取り組みとしては、ユーザーとアートをつなげるウェブサービス「startbahn.org」上に作品を登録したアーティストをユーカリオで発掘し、展示機会を創出することや、若手アーティストのブロックチェーン証明書の活用サポートなどを予定しているという。

同社は、2019年5月、SBIホールディングス<8473>の子会社であるSBIインベストメントが運営する「SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合」を引受先とする第三者割当増資を実施したと発表しており、ブロックチェーン技術を用いてアート市場を拡大すべく、SBIアートオークションとも業務提携を行っている。


＜HH＞