米中への懸念再燃でドル円は戻り売り優勢 きょうはFOMC議事録=NY為替
きょうのドル円は戻り売りが優勢となっており、110.30円近辺まで値を落としている。前日一服していた米中対立への懸念が再燃している。米政府は大手ビデオ監視機器メーカー、杭州海康威視数字技術など中国企業最大5社について、米国の重要技術利用を事実上禁止することを検討との報道が伝わっていた。米政府はファーウェイに加え、ブラックリスト掲載企業を監視機器大手まで広げる構えだという。
米株も軟調に推移する中で、ドル円も戻り売りが優勢になっているといったところ。ムニューシン財務長官が北京訪問の計画はまだないと述べていたことも圧迫していたようだ。
前日は21日線に上値を拒まれていたが、きょうもその展開が見られており、きょうの21日線は110.60円付近に来ている。ただ、110円台前半には買いオーダーも観測されており、110円割れを試す動きまでは見られていない。
きょうは午後にFOMC議事録の発表が予定されている。市場の一部では利下げ期待が高まっており、そのヒントが何か示されるか注目しているようだ。ただ、パウエルFRB議長はFOMC後の会見で、予防的な利下げに否定的な見解を示していた。足元のPCEコアデフレータの低下については一時的要因としている。今回は利下げのヒントは出ない可能性も留意される。
USD/JPY 110.32
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
米株も軟調に推移する中で、ドル円も戻り売りが優勢になっているといったところ。ムニューシン財務長官が北京訪問の計画はまだないと述べていたことも圧迫していたようだ。
前日は21日線に上値を拒まれていたが、きょうもその展開が見られており、きょうの21日線は110.60円付近に来ている。ただ、110円台前半には買いオーダーも観測されており、110円割れを試す動きまでは見られていない。
きょうは午後にFOMC議事録の発表が予定されている。市場の一部では利下げ期待が高まっており、そのヒントが何か示されるか注目しているようだ。ただ、パウエルFRB議長はFOMC後の会見で、予防的な利下げに否定的な見解を示していた。足元のPCEコアデフレータの低下については一時的要因としている。今回は利下げのヒントは出ない可能性も留意される。
USD/JPY 110.32
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