米・イランの緊張激化、ペルシャ湾のホルムズ海峡をめぐり地政学リスク
時価総額:40.72億円
PER:33.44倍
PBR: 1.67倍
自衛隊向け照明弾・発煙筒の大手で火工品では中堅に位置する。民間向けにエアバッグ用火薬なども手掛ける。国防予算増加で受注拡大と民間需要の増加に期待感。
業績面においては5/10に決算発表を行い、前期は増収でさらに大幅増益での着地となった。一方で今期はやや落ち込むものの前期に続く高水準を維持する見通しで、国防だけでなく防災分野における需要を確保するものと思われる。
足元では米国とイランの対立が激化しており、米国務省はイラン駐在職員の国外退避を指示。トランプ米大統領も過激なツイッター砲で強硬な姿勢を示すなど、「イランとの戦争を望まない」とするポンぺオ国務長官の言及とは一線を画している。イラン側も日本に続いて中国と会談するなど核合意協議のゆくえは緊迫している。米国・イラン両国の仲介役として日本が果たす役割は大きい。地政学リスクの高まりで防衛関連銘柄の物色が強まる可能性に目を向けておきたい。