NY株高を好感し底固く推移 21000-21300のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

NY株高を好感し底固く推移

●15日のNY株式市場は自動車関税の判断先送り報道で市場心理が改善した。中国の4月の経済指標が振るわず、米国の4月の小売売上高が予想以外のマイナスとなり、4月の米鉱工業生産指数も下振れしたことから、ダウは一時190ドルを超える下げをみせる場面もあったが、トランプ大統領が「自動車への追加関税の判断を6カ月先送りする」との報道で市場のセンチメントが改善。米中貿易協議についてムニューシン米財務長官が「近く北京に行くだろう」と述べ、協議再開へ前向きな姿勢を示したことも好感され相場を押し上げた。

ダウ工業株　　　　２５６４８.０２（＋１１５.９７）△０.４５％
ナスダック　　　　　７８２２.１５（＋　８７.６５）△１.１３％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　２８５０.９６（＋　１６.５５）△０.５８％

●本日の日経平均はNY株高を好感し、底固いと読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万１１６０円で、昨日の東京市場の日経平均終値２万１１８８円と比べ３０円ほど安い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物の終値は２万１１８０円。

●日経平均株価のポイント
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２万１３９４円　７５日線
　２万１２３８円　５日線
　２万１２０４円　２６週線
２万１１８８円　昨日終値
　２万１１６０円　ＣＭＥ日経平均先物
　２万０７５１円　１４日安値

●今週の主な予定　

16（木）
一般 ○日 4月 企業物価指数
○米 4月 住宅着工件数
○米 5月6日週次 新規失業保険申請件数
○米 5月 フィラデルフィア連銀業況指数
○欧 --- ユーロ圏会議

17（金）
○欧 4月 CPI改定値
○米 5月 ミシガン大消費者信頼感指数速報値
○米 前週分 CFTC建玉明細