いよいよ“年初来高値”が見えてきた…！？

◆リスク選好姿勢増幅　－　200日線を突破

※ご注意：予想期間は4月6日と表示されていますが、本日（4月5日）の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


「米中通商協議への期待感」、さらに「好内容の米経済指標（新規失業保険申請件数:20.2万件は1969年12月来最少）」を背景に、昨日は“リスク選好姿勢”が増幅しました。
幅広い通貨に対してドル買いが入り、膠着していたドル円は“111.641円”へと上値を伸ばしました。

まだ「上値が重い」という面があるのは否めず、また「米雇用統計を控えた様子見ムード」もあります。
「米中通商協議の行方を見極めたい」との思惑が存在しますので、“一気の上値追い”というわけにはいかないかもしれません。
ただ注目の「200日移動平均線（本日は111.485円）」を“終値ベースで突破”したのは事実ですので、テクニカル的には“もう一段の上値追い”は十分に期待されるところです。

◆すでに「本当に世界経済は失速しているのか？」を確認するステージへ移行…？

“リスク回避/リスク選好（巻き戻し）”はすでに一服、現在は「本当に世界経済は失速しているのか？」を確認するステージへ移行した印象もあります。
そうした中で迎えるのが、今回の米雇用統計…。
事前予想は「非農業部門雇用者数（NFP：+17.7万人）/失業率（3.8％）/平均時給（前月比:+0.3％/前年同月比：+3.4％）」ですので、まずはここからの乖離具合が焦点ということになります。
ただ前月がまさか「ネガティブサプライズ（NFP：+2.0万人）」だっただけに、その“反動修正”も期待される…、つまり「そう悪い数値が出ない」…！？

もちろん“結果次第”であり、それまでは「動きづらい」が基本、場合によっては「ポジション調整先行」という局面も見られるかもしれません。
それでもいよいよ、“3/15高値（111.900円）”“112円ライン”、そして“200週移動平均線”ともほぼ重なる“年初来高値（3/5高値:112.134円）”が見えてきた…！？

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5：112.134（3/5高値、+2σ、200週移動平均線）
上値4：112.045（ピボットハイブレイクアウト、大台）
上値3：111.918（3/6高値、3/15高値）
上値2：111.843（ピボット2ndレジスタンス）
上値1：111.740（ピボット1sレジスタンス）
前営業日終値：111.637（+1σ）
下値1：111.491（200日移動平均線、週足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット1stサポート）
下値2：111.336（4/4安値）
下値3：111.208（4/3安値、ピボット2ndサポート）
下値4：111.104（50週移動平均線、20日移動平均線、ピボットローブレイクアウト）
下値5：110.968（100日移動平均線、大台）

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析！マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:04 ドル円　抵抗・支持ライン追加

更新履歴

• 04月05日11:04 11:04 ドル円　抵抗・支持ライン追加