午前：債券サマリー 先物は小反落、高値警戒感から上値重い

　２６日午前の債券市場で、先物中心限月６月限は小反落。米債券高を受けた買いが先行したものの、その後は高値警戒感から上値が重くなった。

　債券先物は寄り付きでつけた１５３円１４銭を高値に伸び悩んだ。足もとでの急ピッチな相場上昇から一段の上値追いには慎重ムードがあり、日経平均株価が反発したことも債券の重荷となった。また、この日に実施される４０年債入札を前にしたポジション調整売りなどもあったようで、一時１５３円０６銭まで軟化する場面があった。

　午前１１時の先物６月限の終値は前日比３銭安の１５３円０８銭。出来高は１兆２０５８億円だった。現物債の利回りは、１０年債が前日比０．０１０％上昇のマイナス０．０８０％、２０年債が同０．０１０％上昇の０．３４５％だった。


出所：minkabuPRESS