【IRアナリストレポート】オーウイル(3143)

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最新投稿日時:2019/03/08 13:48 - 「【IRアナリストレポート】オーウイル(3143)」(みんかぶ株式コラム)

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【IRアナリストレポート】オーウイル(3143)

著者:鈴木 行生
投稿:2019/03/08 13:48

~業界トップの食品原料を有する商社、安定した好配当利回りに注目~

【ポイント】
・環境ビジネスで物流倉庫などの大型施設で使われる大型シーリングファン(天井型扇風機)がヒットし、成約が急増している。2年前に米国エアマクロ社の国内総代理店としてマーケティングに入ったが、この下期に入って弾みがついている。

・ここ数年力を入れてきた環境関連ビジネスが拡大する局面にある。環境浄化装置(飲料食品向け排水浄化プラント)に加えて、大型施設用のHVLS(大風量低速回転)ファンが、猛暑対策や省エネに寄与することで市場開拓が進みつつある。2020年3月期からは利益貢献も高まってこよう。

・既存分野では、主力の伊藤園向けに新商材の販売が拡大している。新しい取引先も増えている。当社の品質、デリバリーなどのワンストップマネジメントが高く評価されていることによる。また、主力3分野の採算重視の営業とコスト管理の徹底で、気候変動の影響を受けるものの、ここにきて収益性が向上している。

・当社は食品原料を主力とする商社で、飲料用のビタミンC、缶コーヒーや製菓用の殺菌乳、飲料やデザート用のマンゴーピューレ・バナナピューレの取扱量で、民間企業として日本No.1である。大手商社と競合するのではなく、独自の専門性ときめ細かなサービスを特色とする提案型複合機能商社を実践している。

・アイスクリームでは、大手菓子メーカーのヨックモックからの受託生産に加えて、大手レジャーランド向けが新たな納入先に加わっている。米国の子会社では、冬場商品の業務用ヒーターに、夏場の業務用シーリングファンなども揃え力を入れている。

・業績は好調である。2019年3月期は営業利益で650百万円(+48%)が達成でき、2020年3月期も同700百万円(+8%)と、ピーク利益の更新が続こう。連続増配も期待できる。目標である営業利益15億円向けては、もう一段のレベルアップが求められるが、その路線を作りつつある。好業績と安定した好配当利回りを反映して、株式市場での評価は一段と高まってこよう。

目 次
1.特色 食品原料を軸に複合機能商社を志向
2.強み ビタミンC、殺菌乳、マンゴーピューレで業界トップクラス
3.中期経営方針 海外拠点を活かし、市場創造に向けて機能を複合化
4.当面の業績 ワンストップ機能を営業に生かし、ピーク利益の更新が続こう
5.企業評価 引き続き安定した配当利回りに注目

オーウイル <3143>
企業レーティング
株価
(2019年3月7日)
1202円
時価総額 38億円
(3150千株)
PBR 1.45倍
ROE 16.4%
PER 8.7倍
配当利回り 3.3%
総資産 11540百万円
純資産 2658百万円
自己資本比率 22.6%
BPS 826.5円
(百万円、円)
決算期 売上高 営業利益 経常利益 税引き利益 EPS 配当
2009.3 22261 408 371 137 44.9 30.0
2010.3 24529 284 297 143 45.5 30.0
2011.3 25381 279 278 181 57.6 30.0
2012.3 26431 439 443 158 50.3 30.0
2013.3 27443 373 393 225 71.6 30.0
2014.3 27084 279 322 165 52.7 30.0
2015.3 27677 246 257 121 38.7 30.0
2016.3 27802 254 271 163 51.8 30.0
2017.3 28121 326 331 202 64.3 30.0
2018.3 31033 439 461 300 95.3 33.0
2019.3(予) 32000 650 660 435 138.1 40.0
2020.3(予) 33000 700 700 460 146.0 45.0

(2018.12ベース)
(注)ROE、PER、配当利回りは直近予想ベース。08年7月に1:300の株式分割を実施。08年3月期以前のEPS、配当は修正ベース。11年3月期より連結ベース。
 
企業レーティングの定義:当該企業の、(1)経営者の経営力、(2)事業の成長力・持続力、(3)業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。

レポート全文はこちらから
http://www.belletk.com/ouiru201903.pdf
 

日本ベル投資研究所の過去レポートはこちらから

配信元: みんかぶ株式コラム

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