エスプール Research Memo(4):2019年11月期も2ケタ増収増益ペース、新規農園の開設時期次第で上振れも

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最新投稿日時:2019/02/19 15:04 - 「エスプール Research Memo(4):2019年11月期も2ケタ増収増益ペース、新規農園の開設時期次第で上振れも」(フィスコ)

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エスプール Research Memo(4):2019年11月期も2ケタ増収増益ペース、新規農園の開設時期次第で上振れも

配信元:フィスコ
投稿:2019/02/19 15:04
■今後の見通し

1. 事業方針
エスプール<2471>は2019年11月期の事業方針として、以下の3点を掲げている。

(1) 安定した収益基盤の構築…ストック型のアウトソーシングサービスの拡大と、全サービスの黒字化達成を目指す。
(2) 新たな収益機会の獲得…人材アウトソーシングサービスや障がい者雇用支援サービスに続く、新たな収益の柱の構築に注力する。
(3) IT投資の拡大(ITインフラ強化、業務効率化推進)…働き方改革の実現に向け、AIやRPAなどの技術を活用した業務効率化に取り組んでいく。RPAに関しては派遣スタッフの登録業務での活用、AIに関しては登録スタッフの属性により最適な派遣案件をマッチングするといった活用法などが考えられる。

また中期的には、環境変化に強い、バランスの取れたポートフォリオ経営を推進していく方針であり、「社会貢献性が高い」「景気変化に強い」「参入障壁が高い」をキーワードに、高付加価値サービスを提供していくことで収益を拡大させ、2020年11月期に営業利益率で10%の達成を目標としている。

2. 2019年11月期の業績見通し
2019年11月期の連結業績は、売上高で前期比15.3%増の17,066百万円、営業利益で同28.1%増の1,260百万円、経常利益で同23.9%増の1,248百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同31.0%増の811百万円と2ケタ増収増益が続く見通し。引き続き障がい者雇用支援サービスや人材アウトソーシングサービスが収益をけん引する。

売上総利益率は前期比1.1ポイント上昇の28.3%を見込む。今期も人材アウトソーシングサービスの売上構成比率が前期比で2ポイントほど上昇する見込みだが、ロジスティクスアウトソーシングや採用支援サービス等を中心にビジネスソリューション事業の収益性改善が寄与する。一方、売上高販管費率は前期比0.4ポイント上昇の20.9%を見込んでいる。派遣スタッフの有給休暇取得費用が増加することに加えて、募集費用を多めに見積もっていることが主因だ。経費関係は全般的に保守的に見積もっていることから、売上高が計画どおり達成すれば、利益面では若干の上乗せが期待できる。また、需要が旺盛な障がい者雇用支援サービスにおいて農園の新規開設を前倒しで進めることができれば、更なる業績の上振れも期待できることになる。

なお、半期ベースの会社計画を見ると、上期は売上高で前年同期比17.5%増収となるのに対して、営業利益は同0.6%増とほぼ横ばい水準となり、下期偏重型の利益計画となっている。利益率の高い農園設備販売が下期に偏重する計画(上期292区画、下期508区画)となっているためだ。同社では、今期も5農園(千葉3、愛知1、埼玉1)を新設する計画(うち、千葉2ヶ所は開設済み)だが、新たに進出する埼玉については行政機関との手続き(農園設備の建築工事の許認可など)や、就職を希望する障がい者の教育訓練などに時間がかかると見ており、保守的なスケジュールを立てている。ただ、千葉エリアで上期中に1農園を開設できる可能性もあり、前倒しで開設できれば受注残が438区画分(2018年12月末時点)あることから、上期業績は計画を上回る可能性が高くなる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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