ドル円、111円台重い。

マーケットコンディション

先週末のドル円は、110.45円で始まると、東京時間は日経平均株価の軟調などもあり110.26円まで下落。ロンドン時間、米中通商協議（閣僚クラス）が順調とのニュースを受け一時110.47円まで上昇となるが、様子見感もあり110.25円まで下押し。NY時間、米中通商協議延長がポジティブにとらえられ買いが先行。2月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が、予想7.0に対し8.8となると、110.64円まで上昇。1月米鉱工業生産指数が予想0.1％に対し0.6％と下振れすると下押しとなったが、2月ミシガン大米消費者態度指数が予想93.0に対し95.5と上振れ相殺。その後、トランプ米大統領がメキシコ国境の壁を建設すると「非常事態宣言」となったが、下げは限定的となり110.43円でクローズをむかえた。

ドル円、111円台重い。

「非常事態宣言」で、大きく売られると予測していたが、大きな下落とはならなかった。一旦、上下両院が可決した予算案に署名し、政府閉鎖が再び起きる事態は回避されたことで、緩和されたのかもしれな。
テクニカル的には、週足一目均衡表で、雲を上抜け反転気運が上がってはいるが、上に長いヒゲが発生しており、111円台の重さも感じられる。
本日米国が祝日ということもあり、動意薄の展開が予想される。