期待が乏しかった分、失望も限定される…!?

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最新投稿日時:2019/02/15 10:54 - 「期待が乏しかった分、失望も限定される…!?」(武市佳史)

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期待が乏しかった分、失望も限定される…!?

著者:武市佳史
投稿:2019/02/15 10:54

◆さらに上値伸ばすも、失速…

※ご注意:予想期間は2月16日と表示されていますが、本日(2月15日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


“111.123円”へ上値を伸ばす場面こそ見られたものの、そこまででした。
「株高の連鎖」はストップ、「大幅悪化の米小売売上高(-1.2%)」も足を引っ張り、ドル円は“110円半ば”へと急速に値を落としました。

◆もう一段値を落としてもおかしくない…?

昨日も記したように、本日は「米国債の利払い/償還日」に当たります。
このため昨日同様“利益確定売りが入りやすい”と見るのが自然であり、直近の動向を鑑みると“もう一段値を落としてもおかしくない”ということになります。

一方で本日は「米3連休(18日はプレジデントデー)を控えた週末」にも当たりますので、“積極的な売買は手控えられる”と見るのが自然でもあります。
「米非常事態宣言の可能性」「閣僚級の米中通商協議・最終日」という状況ですので“思惑が先行しやすい”とは見られますが、それで“大きく崩れる”かと問われれば…?

◆しかし、積極的な売買は手控えられる…!?

“200日移動平均線(本日は111.290円)”に届かず、失速した格好ですので、“50日移動平均線(同110.217円)/週足・一目均衡表先行スパン上限(同110.084円)”辺りまで、テクニカル的には押すかもしれません。
しかし前記“積極的な売買は手控えられる”に加えて、111円台では“(筆者も含め)上値期待はかなり希薄”でした。
つまり“失望は限定されやすい”と見ることは可能であり、そうなると“売り方がより苦しい”もただ一息しただけということになってきます。

「株高の連鎖」がストップしている以上、「急速な持ち直しは期待薄」かもしれません。
それでも「大きくは崩れるも期待薄」と見て、ここからの押し目は「積極的に買い拾い」で対峙したいところです。
週末ですので、「無理のない範囲内で…」ではありますが…。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:111.336(12/27高値、200日移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:111.123(2/14高値)
上値3:111.000(大台、ピボット1sレジスタンス)
上値2:110.849(2/14高値後の61.8%戻し)
上値1:110.784(100週移動平均線、20月移動平均線、2/14高値後の50%戻し)
前営業日終値:110.525(月足・一目均衡表先行スパン上限)
下値1:110.415(2/13-14安値、50週移動平均線)
下値2:110.336(2/12安値、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値3:110.213(50日移動平均線)
下値4:110.120(1/31~2/14の38.2%押し、週足・一目均衡表先行スパン上限)
下値5:110.000(大台、ピボット2ndサポート)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:37 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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