建築基準法違反とみられるアパートは1300棟余りのかつてない規模の施工不良問題
ニュースでもお馴染みとなっているレオパレスの工事不正問題。
建築基準法違反とみられるアパートは全国33都府県の1300棟余りに上る。ひとつの企業による施工不良としては、かつてない規模である事は間違いない。
現在、問題がある物件の入居者は全国で1万4千人を超す。同社は特に危険度が高い物件の7800人近い入居者に、3月末までの転居を求めている。
また、みんかぶSNSの指標でも売りの声を叫ぶ個人投資家のランキング1位である(2月14日時点)。
この場合の株価というものは素直に売りなのか?
相場という生き物は、みんなが買いと思った場合は逆の売りへ、みんなが売りと思った時は逆の買いへ行く場合が多い。
理由の一つは、信用買い残というマジックに隠される場合もある。
売りを予想して信用取引の売りから入っている投資家が多い点。
ここ数週間で約3倍以上の信用売り残が増加しており、2/8時点で売り:626万株、買い:176万株で信用倍率は0.28倍。
更に、この3日連続ストップ安で売り残は大きくなってる予想が容易に想像できる為、信用取り組みが売り長の状態になっていると予想される。
昨日の出来高を見ても4600万株以上の出来高を伴っており、下落の限界値が近い事を意味している。
また、昨日発表した今期の決算の特損の約500億円を引いても、会社の保有資産は約1000億円弱と推定できる為、現在の時価総額600億円(PBR0.6倍前後)をどのように評価するか?という点。
あと、下値を試し終わった後には、積みあがった信用売りの買い戻しを狙っている買い方もいる点。
この2点から総合的に経験則では、短期的にはリバウンド相場に入る可能性の方が高いと予想して、ハイリスクだが短期リバウンド狙いで買い注目してみたい。