そろそろか…? それとも週を跨いでからか…?

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最新投稿日時:2019/02/08 10:49 - 「そろそろか…? それとも週を跨いでからか…?」(武市佳史)

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そろそろか…? それとも週を跨いでからか…?

著者:武市佳史
投稿:2019/02/08 10:49

◆「上値は重いが、下値も堅い」は続く…

※ご注意:予想期間は2月9日と表示されていますが、本日(2月8日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


欧・英景気失速懸念を背景にした“欧州通貨売り⇒ドル買い”を背景に、欧州タイム序盤には“110.085円”まで上値を伸ばす場面が見られました。
しかし上値追いはそこまで…、急速な“ポンド買い戻し”にて反落に転じると、NYタイム序盤には“109.605円”へと押し戻されていきました。
もっとも下値追いもそこまで…、前日安値(109.559円)には届かず、緩やかに“109円後半”に戻して昨日の取引を終えています。

◆本日も「揺れ動けども、方向感定まらず」が基本路線…?

こうして「上値は重いが、下値も堅い」は何ら変わっておらず、そして本日は「主だった材料が不在」となります。
つまり「こうした傾向は続く可能性が高い」といわざるを得ず、「揺れ動けども、方向感定まらず」が本日も基本路線ということになってきます。

“米中通商協議の不透明感(「交渉期限内に首脳会談は行われない」とのトランプ大統領発言)”や“英Brexit懸念(早ければ14日に英下院で審議・再採決)”が燻っていますので、「上値が重い」がより先行する可能性は残っています。
しかし「イメージは下方向」が再燃する可能性がある反面、それは裏を返せば、最も警戒すべき「にわか上値期待」を減退させ得る要因でもあります。
それでいながら“金利差からくるドル買い”は継続しており、“欧州通貨売り⇒ドル買い”の後押しも期待されるところです。

◆ただ“リスク回避⇒円買い”の兆候は見られない

全ての材料をなぎ倒す破壊力を秘める“リスク回避⇒円買い”が台頭してしまえばどうしようもありませんが、現時点でその兆候は見られておりません。
…となると、昨日も記した「先行スパンの雲が崖⇒雲に沿った推移になりやすい」が露呈しているものの、大きく押し下げられない状況は“下値の堅さ”がより勝っているともいえる…?

「押し戻されやすい」は変わっておりませんが、それでも「戻り売りではなく、押し目買い」との見方を続け、そして「次なる動意」に備えたいところです。
「日柄」も大分こなしました。そろそろか…?それとも週を跨いでからか…?

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:110.574(月足・一目均衡表先行スパン上限、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:110.476(50日移動平均線)
上値3:110.368(50週移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:110.158(2/4高値)
上値1:110.085(2/7高値、週足・一目均衡表先行スパン上限、大台、ピボット1sレジスタンス)
前営業日終値:109.814(週足・一目均衡表基準線)
下値1:109.605(2/7安値、日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表先行スパン下限)
下値2:109.559(2/6安値、1/31~2/4の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値3:109.432(2/4安値、週足・一目均衡表転換線)
下値4:109.328(1/31~2/4の50%押し、20日移動平均線、日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
下値5:109.132(1/31~2/4の61.8%押し、ピボットローブレイクアウト)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:24 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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