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最新投稿日時:2019/01/30 10:50 - 「いよいよ煮詰まってきた…?」(武市佳史)

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いよいよ煮詰まってきた…?

著者:武市佳史
投稿:2019/01/30 10:50

◆“ポンド売り”が先行も、“円買い”ではなく“ドル買い”目立つ…

※ご注意:予想期間は1月31日と表示されていますが、本日(1月30日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


注目の「Brexitの代替案・再採決」は、『安全策(バックストップ)の代替』『合意なきBrexitは排除』が可決されたものの、『離脱期限延期』は否決されました。
『EUと再交渉』は認められましたが、『再交渉は行わない』とのEU側スタンスが変わっていないこともあり、マーケットはこれを“悲観的”と受け止めました。
ただし懸念された“リスク回避⇒円買い”は現時点では目立っておらず、“ポンド売り”が先行する中“ドル買い”が目立った格好といえます。

◆「様子見(動きづらい)」は続いているが…?

これは「不透明感は残存」しているものの、「リスク要因の一つが剥落」といった格好になります。
そして次なる注目は「FOMC&パウエルFRB議長の記者会見」ということになりますが、金利先物を見る限り、マーケットはすでに『年内利上げゼロ』を織り込んでしまっている印象があります。
「年内利上げ2回」や「バランスシート縮小の年内停止はない」との声が燻る状況下でのこの織り込み具合を考えれば、“逆のリスク”を懸念せざるを得ないところでもあります。

“109.10-00円のドル買い/109.60-80円のドル売り”に挟まれている格好であり、また「米中通商協議」も控えていますので、「様子見(動きづらい)」が続いているのは事実です。
しかし「下攻め先行も、下値が堅い」を見せた直後でもあります。
神経質な展開はまだ続くと見られますが、引き続き「戻り売りではなく、押し目買い」を基本に臨みたいところです。
いよいよ煮詰まってきたか…?

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:109.996(1/23高値、1/25高値、大台、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:109.795(1/24高値、週足・一目均衡表基準線、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:109.683(週足・一目均衡表先行スパン下限)
上値2:109.563(1/28-29高値、ピボット1sレジスタンス)
上値1:109.453(週足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:109.348(日足・一目均衡表転換線)
下値1:109.130(1/29安値、1/10~1/23の38.2%押し水準、ピボット1stサポート)
下値2:109.000(大台、1/18安値、20日移動平均線)
下値3:108.884(1/10~1/23の50%押し、ピボット2ndサポート)
下値4:108.793(※1/3~1/23の23.6%押し)
下値5:108.685(1/17安値、ピボットローブレイクアウト)
※1/3安値をReuters/Bloomberg安値の104.90円水準で設定

●ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:56 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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