【IRアナリストレポート】TKP(ティーケーピー)(3479)

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最新投稿日時:2019/01/23 19:36 - 「【IRアナリストレポート】TKP(ティーケーピー)(3479)」(みんかぶ株式コラム)

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【IRアナリストレポート】TKP(ティーケーピー)(3479)

著者:鈴木 行生
投稿:2019/01/23 19:36

~空間シェアリングエコノミーで断トツのビジネスモデルを展開~

【ポイント】
・河野社長は、仕入れのチャンスが来たとみている。大型の新築ビルの供給が増えている。企業が新しいオフィスに移ると、既存のビルが空室になる。そこを大規模に借りて活用する。同時に、新しいビルでも会議室を共有したいというニーズは高まっている。

・時間貸し(会議室)から月貸し(オフィス)へ事業の枠を広げようとしている。通常のオフィスは年貸しであるが、既に月貸しの事例がいろいろ出始めている。これは通常の不動産会社にはできない。スペースシェアリングのノウハウとネットワークが強みとなろう。また、独自に開発したITシステム「イベントプランナー」をプラットフォームにしようとしている。法人顧客がイベントを企画して実行しようというとき、このシステムの利便性は高い。TKPにとっては、新規とリピートの集客によって稼働率を一段と高めることができよう。

・TKP発展の第1フェーズは、貸会議室をコアにした自立的発展である。貸会議室のグレードを上げて、ホテルのバンケット、新築・築浅のオフィスビルを活用して、ガーデンシティ、ガーデンシティPREMIUMへ、高付加価値戦略は継続していこう。

・第2フェーズは、貸会議室をコアとしながら、周辺業務に展開して、外部に依存していたサービスを内製化している。弁当の常盤軒の買収や、保養所、旅館、ホテルの施設をリニューアルして、シナジーを出している。アパホテルのFCは今後とも拡大が見込めよう。企業研修を軸とするリゾート型のレクトーレは地方のホテルと連携する動きも始まっている。

・第3フェーズは、Eコマースの進展で、余剰となってくる商業施設の活性化である。そこでは、空間再生を通して事業再生をサポートしていく。大塚家具の店舗スペースをイベントや会議施設に利用する展開が本格化、新宿のCIRQ(シルク)も立ち上がってきた。大塚家具の株式の評価損は本業で十分回収できるので、全く問題ない模様。

・業績は極めて好調である。独自のビジネスモデルをベースに、新規案件を次々に立ち上げている。2021年2月期で売上高458億円、営業利益67億円を目指すが、会社計画をかなり上回るペースで展開できるので、今後の利益成長と共にマーケットでの評価は一段と高まっていこう。

目 次
1.特色 所有価値から使用価値へ、シェアリングエコノミーを実践
2.強み 真似のできない空間再生で、稼働率向上が高収益を生む
3.中期経営方針 高付加価値化の推進で3カ年計画は軽くクリアしよう
4.ビジネスモデルの革新 新たなプラットフォームの展開
5.当面の業績 好調を持続し、ピーク利益の更新続く
5.企業評価 まだ成長前期、これから第3フェーズへ

TKP(ティーケーピー) <3479>
企業レーティング
株価
(2019年1月23日)
3305円
時価総額 1095億円
(33.11百万株)
PBR 10.9倍
ROE 14.6%
PER 74.3倍
配当利回り 0.0%
総資産 48637百万円
純資産 9922百万円
自己資本比率 20.3%
BPS 304.3円
(百万円、円)
決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 EPS 配当
2013.2 8102 1129 1222 615 20.6 0
2014.2 10877 1060 1241 198 6.6 0
2015.2 14162 878 701 339 11.3 0
2016.2 17941 2004 1848 935 31.3 0
2017.2 21978 2694 2552 1352 45.2 0
2018.2 28689 3449 3200 2071 64.0 0
2019.2(予) 35000 4200 3900 1450 44.5 0
2020.2(予) 43500 6300 6000 3500 107.3 0

(2018.11ベース)
(注)ROE、PER、配当利回りは今期予想ベース。2015.2期より連結決算、それまでは単独決算。2017年1月に1:100の株式分割、2017年9月に1:7の株式分割を実施。それ以前のEPSは修正ベース。
 
企業レーティングの定義:当該企業の、(1)経営者の経営力、(2)事業の成長力・持続力、(3)業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。

レポート全文はこちらから
http://www.belletk.com/TKP201901.pdf
 

日本ベル投資研究所の過去レポートはこちらから

配信元: みんかぶ株式コラム

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