明日の為替相場見通し＝英国の内閣不信任案採決などに関心

　今晩から明日にかけての外国為替市場は依然、英国動向への関心が集まりそうだ。予想レンジは１ドル＝１０８円００～１０９円００銭。

　英国のＥＵ離脱案は１５日に議会で否決された。同案の否決は予想通りだったが、英ポンドは急落後、一転買い戻しで反騰する展開となった。今晩は英メイ内閣への不信任案が提出される見込みだが、こちらも否決の見込みであり、予想通りなら相場への影響は限定的とみられる。ただ、３月２９日を期限とする英国のＥＵ離脱に向けての動きへの関心は強い。政府機関閉鎖の影響で米国の１２月小売売上高の発表は延期となるため、市場はＮＹダウや米長期金利動向に左右される展開が続きそうだ。


出所：minkabuPRESS