ビッグイベント終了 - 次の材料待ちも「大きくは崩れない」…!?

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最新投稿日時:2019/01/16 10:43 - 「ビッグイベント終了 - 次の材料待ちも「大きくは崩れない」…!?」(武市佳史)

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ビッグイベント終了 - 次の材料待ちも「大きくは崩れない」…!?

著者:武市佳史
投稿:2019/01/16 10:43

◆“上下”に振れるも、“一方向”には振れない…

※ご注意:予想期間は1月17日と表示されていますが、本日(1月16日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


「中国・景気支援策への期待感」から、東京タイムは“リスク選好⇒円売り”が優勢でした。
一方で「独景気後退への懸念(2018年独GDPは5年来最低となる+1.5%)」が台頭したことで、欧州タイム以降は“リスク回避⇒円買い”が目立ちました。
それでも「英議会採決(Brexit協定案)を控えた不透明感」が勝り、“様子見ムード”から抜け出すことはありませんでした。

そして迎えた「英議会採決」は“大差で否決(賛成202・反対432)”され、ポンド円は一時“137円前半”へと急落しました。
しかしながら「知ったら終い(噂で売って、事実で買い戻す)」よろしく、すぐさま“140円前半”へと巻き戻されていきました。
このためドル円も“上下”にこそ振れるものの、“一方向”に振れることはなく、結局“108円半ば”を中心とした揺れ動きのままで本日東京タイムへとつないでいます。

◆「昨日の反動(利益確定売り)」をまずは警戒しつつ…?

「英内閣の不信任投票」の可能性はまだ残っていますが、政権交代につながりかねない要因だけに、昨日造反した議員も“反対に回る可能性は高い”と見られます。
このため解散・総選挙に発展する可能性も、“現時点では低い”と見るのが自然です。
「英国発のリスク回避姿勢」は、“一旦収束”と見てもよさそうに思います。

「次なる材料が何になるか?」はまだわかりませんが、「米政府機関の一部閉鎖」「米中貿易戦争」は使い古された印象しかなく、何より「今週最大のイベント(英議会採決)」をこなしたばかりです。
「昨日の反動(利益確定売り)」をまずは警戒しつつも、やはり「大きくは崩れない(下値は浅い)」「戻り売りではなく、押し目買い」を基本として、マーケットと対峙したいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:109.397(日足・一目均衡表基準線)
上値4:109.168(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:109.086(1/8-9高値、大台)
上値2:108.929(ピボット1sレジスタンス)
上値1:108.762(1/15高値、1/8~1/10の76.4%戻し水準)
前営業日終値:108.689
下値1:108.383(1/10~1/15の38.2%押し、1/15NYタイム安値)
下値2:108.267(1/10~1/15の50%押し、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値3:108.116(1/15安値、1/10~1/15の61.8%押し)
下値4:107.985(1/14安値、大台)
下値5:107.876(ピボット2ndサポート)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:06 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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