基本は“様子見” - 仕掛ける際は“逃げ足早め”…!?

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最新投稿日時:2019/01/15 11:11 - 「基本は“様子見” - 仕掛ける際は“逃げ足早め”…!?」(武市佳史)

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基本は“様子見” - 仕掛ける際は“逃げ足早め”…!?

著者:武市佳史
投稿:2019/01/15 11:11

◆結局は“方向感不在”

※ご注意:予想期間は1月16日と表示されていますが、本日(1月15日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


“中国貿易収支の悪化(輸出△4.4%・輸入△7.6%、共に前年比)”を背景にして、週明けのドル円は再び下値を模索しました。
そして翌日に“英議会採決(Brexit協定案)”を控えた不透明感が漂う欧州タイムに入ると、一時108円割れまで下値を拡大しています。
もっとも108円割れの滞空時間はわずかであることを考えると、昨日の動きは“神経質な揺れ動き”の中で“下値を模索”したものの、結局は“方向感不在”といえそうです。

◆一言でいえば“神経質” - 英議会採決

こうした中、本日はその“英議会採決(Brexit協定案)”が予定されています。
「採決は日本時間明朝4時~」とされますので、結果判明は「同6時前後」とされていますが、思惑もしくは観測報道を背景に、それまでは“一喜一憂した揺れ動き”が想定されるところです。

◆“イメージは下方向(リスク回避)”へ傾斜しやすいのは事実だが…?

仮に“否決”ともなれば、いやが上にも「合意なき離脱」を意識せざるを得なくなるだけに、“イメージは下方向(リスク回避)”へと傾斜しやすいのは事実です。
しかし“ある程度は織り込み済”とも見られる中、“否決”されても「離脱期限の延長を申請」との見方も根強くあります。
“否決/可決”さらには“僅差/大差”のいずれになっても“大きく揺れ動く”可能性が否めず、一筋縄ではいきそうにありません。

個人的には“リスク回避 ≦ 材料出尽くし”が勝り、“リスク回避の円買い ≦ リスク買いのドル買い+ポンド売りから派生したドル買い”が勝ると見ていますが、“かなり神経質な展開(揺れ動き)”が想定されるところです。
“まず昨日の巻き戻し先行⇒ある程度戻った水準からは横ばい(11日高値:108.60円水準か…?)”とも考えますが、基本は「様子見」、少なくとも仕掛ける際の「逃げ足早め」を心掛けたいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:109.086(1/8-9高値、ピボットハイブレイクアウト、大台)
上値4:108.776(1/8~1/10の76.4%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:108.597(1/11-14高値、1/8~1/10の61.8%戻し水準)
上値2:108.478(、ピボット1sレジスタンス)
上値1:108.363(1/11~1/14の61.8%戻し)
前営業日終値:108.170
下値1:107.985(1/14安値、ピボット1stサポート、大台)
下値2:107.771(1/10安値)
下値3:107.677(ピボット2ndサポート)
下値4:107.510(1/4安値、1/3~1/8の38.2%押し)
下値5:107.368(ピボットローブレイクアウト)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:31 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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