連休中のNY株安を嫌気 19900-20200のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

連休中のNY株安を嫌気

●14日のNY株式市場は中国の景気減速懸念が重石となり続落。中国税関総署が14日に発表した18年12月の貿易統計で輸出入ともに前年実績を下回り売りが先行。米政府機関の一部閉鎖が長期間続いていることも売り優勢となる。ダウは230ドル安まで下げたが、その後は下げ渋る展開となった。中貿易協議の進展期待や米連邦準備理事会による利上げペースの減速などは織り込み済みであるが、3指数ともに続落して終了した。

ダウ工業株　　　　２３９０９.８４（ー　８６.１１）▼０.３６％
ナスダック　　　　　６９０５.９２（ー　６５.５６）▼０.９４％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　２５８２.６１（ー　１３.６５）▼０.５３％

●本日の日経平均は連休中のNY株安を嫌気して売り先行と読む。

●今週の主な予定　

15日（火）
米生産者物価指数（12月）
英、EU離脱合意案議会採決
ドラギECB総裁、ECB年次報告書提出
ダラス連銀総裁、講演
カンザスシティ連銀総裁、講演
ミネアポリス連銀総裁、講演

16日（水）
米小売売上高（12月）
米輸入物価指数（12月）
米対米証券投資（11月）
米地区連銀経済報告
ミネアポリス連銀総裁、講演

17日（木）
米住宅着工件数（12月）
黒田日銀総裁、講演
クオールズFRB副議長、講演

18日（金）
日本消費者物価指数（12月）
米鉱工業生産（12月）
NY連銀総裁、講演
フィラデルフィア連銀総裁、講演

米耐久財受注、製造業受注、貿易収支などは19日までに発表される予定

＊予定は変更することがあります。