ドル円は108.40円近辺で落ち着く 上下動も基本的な流れに変化なし=NY為替
朝方の上下動を通過してドル円は108.40円近辺で落ち着いている。ロンドン時間までは狭い範囲での値動きが続いていたが、NY時間に入って動きが活発化した。一旦売りが強まり108.15円近辺まで下落したあと、急速に買い戻しが強まり、ストップを巻き込んで108.60円近辺まで一気に上昇した。全体的にドル買いが強まりドル円を押し上げている。
朝方発表になった米消費者物価指数(CPI)は予想通りの内容でサプライズはない。特段のドル買い材料も見当たらない中、まとまったドル買いオーダーが入った模様。
一部からは株安、原油安と、きょうは直近の動きと逆の動きが見られる中、モデル系のファンドからまとまったドル買いオーダーが入り、それがストップを誘発したとの指摘も聞かれる。
ただ、基本的に流れに変化はない。FRBの利上げに対する慎重姿勢が重石になっており上値を抑えている。一方で米中貿易問題に対する楽観的な見方が下値をサポート。ムニューシン米財務長官は、中国の劉鶴副首相が1月中に通商協議で訪米する可能性が高いとの見方示していた。
108.60円近辺から上には輸出企業の売りオーダーが観測。半面、108円ちょうど付近に買いオーダーが観測されている。しかし、ブレイクした場合には107.50/60円水準までの下落も留意されるとの見方も聞かれる。
USD/JPY 108.42
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
最新人気記事
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 22:32
-
今日 22:25
-
今日 22:10
みんかぶおすすめ
\ 投資・お金について学ぶ入門サイト /