マザーズ指数に注目
11日の上昇により日経平均株価のRSI(9日)は52%、マザーズ指数のRSI(9日)は66%となっており、ともにやや買われ過ぎの水準にまで達してきました。今後のポイントは、日経平均株価、マザーズ指数が「25日移動平均線を超えるか」どうかです。
25日移動平均線は中期なトレンドを表す指標であり、25日移動平均線を上回れば中期的な上昇トレンド、下回れば中期的な下落トレンドとしてよく使われます。そのため25日移動平均線前後では短期的な手仕舞い売りが出る場合が多く、25日移動平均線が上値の目安になることも多いのです。ただこの25日移動平均線を上回ってくると投資家心理が好転し、上昇トレンドに入る場合も多く、25日移動平均線を超えるかどうかがポイントとなってきます。
11日時点における日経平均株価の25日移動平均線は20814円、マザーズ指数の25日移動平均線は899.72ポイントとなっています。マザーズ指数に関しては来週この25日移動平均線を超えるかどうかの境目になっています。仮にマザーズ指数が25日移動平均線を超えてくればもうしばらく上昇トレンドが続きそうですし、25日移動平均線で跳ね返されれば再度下落トレンドに転じるのではないかと考えています。来週はマザーズ指数の動向に注目して下さい。 15日の日経平均株価は相場の転換点が近いと考え大幅安(-100円)とします。