抗体創薬の可能性拡大に期待
時価総額:77.3億円
PER:0.00倍
PBR:2.16倍
がん領域を中心とした抗体創薬開発と抗体作製基盤技術のADLibシステムによる創薬支援が柱のベンチャー。医薬品候補抗体導出と技術供与が収益源。創薬支援では小野薬品と委受託基本契約を締結。
同社は3日、英バイオテクノル社が創製したがん治療用候補抗体Tb535Hおよび抗体改変技術Tribodyを譲り受けることにしたと発表。カイオムが保有する抗体作製技術と組み合わせることにより、抗体創薬の可能性を広げると期待されている。
今回の譲渡で、アンメットニーズ(まだ充足されていない医療ニーズ)の高い悪性中皮腫や肺がんなどの領域での開発が期待される。株価は4日に大幅上昇となっており、目先は買い先行となりそうだ。