[11月14日版] 日経一時780円安！これから大丈夫？

これからの日経平均株価の展望

From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

11月13日の日本株市場は荒れました。日経平均株価は一時780円安となるほど急落しました。背景としては、11月12日夜に、米国株市場が大幅下落したのが要因のようです。

寄り付きの朝９時から10時にかけては、弱気一辺倒な推移が目立ち、「大丈夫か？」と心配になった方も多いかと思います。あるいは、株を持っていない方からすれば、「もっと下がれ！」と思っていたかもしれませんな（笑）

ここ半年間の日本株の動きとしては、「米国株または中国株が暴落」→「日本株も道連れ」といった動きが目立ちます。こればっかりは予測のしようがないので、どうしようもありません。

個人的には、今週いっぱいくらいは様子見しておくのが良いかと思っておりまして。というのも、例年、月の前半は売りが膨らみやすいので、ここだ！と思って仕掛けても、続落を食らうことが多いからであります。

また、今の時期に新興株を狙うのも微妙なところでして。そもそも下落相場では、やや割高に値付けされている新興株は値上がりしにくい傾向があります。それと、いわゆる「チャートがきれい」な銘柄も、下落相場では大して利益につながらない傾向があります。

唯一利益につながりやすい銘柄としては、予想PERやらEV/EBITDAやらが低めの「割安株」だと考えられますから、しばらくは割安株を中心に物色するのが無難かと。

話をまとめると、「海外情勢の動向は予想できないので、ひとまず『下落しても良い」　
ように投資を考えるのが無難」「とくに下落相場では、新興株が儲かりにくく、割安株が有利になりやすい」「…だから、割安株を狙ったら？」といったところでしょうか。

さいきんの日本株市場は、朝起きたら先物がドカンと落っこちているんで、心臓に悪いですね。とはいえ、ナンピン買いなどするのは１銘柄にリスクが集中しすぎるので、止めといた方が良いでしょう。資産全体で見て、リスクのバランスに気をつけて運用を心がけるのが大切でしょうな。

- 中原良太