反発に期待しつつ暴落にも備える準備を
今の相場に大きな影響を与えている米国債利回りが3.15%と依然3%を上回っているものの落ち着きを取り戻しつつあります。再度大きく動く可能性はありますが、いったんは株式市場に織り込まれたのではないかと考えています。
また新たな材料として日米の貿易交渉で米国が通貨安の誘導を禁じる為替条項を求める考えを表明したため為替が円高方向に動きはじめました。最終的には日米にとって妥協できる内容に落ち着くと思いますが、目先はこの内容の報道で株価が大きく動く可能性があるでしょう。
日経平均株価が24000円超えから22270円まで下落したことで再度投資家心理が悪化しています。ちょっとした悪材料でも株価が過剰に下落する状況になっており、もう一段の暴落は十分にあり得るでしょう。
ただ今の日経平均株価をテクニカル指標で見るとRSI(9日)は11%まで低下しており、大きく売られ過ぎの状況です。ですのでここからは株価の反発に備え準備し、万が一暴落があったときの対処法を事前に考えておくことが重要でしょう。16日の日経平均株価は自律反発を期待し大幅高(+100円~)と予想します。