明日の為替相場見通し＝ＮＹ株式市場の動向など注視

　今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、ＮＹ株式市場の動向に左右されそうだ。予想レンジは１ドル＝１１１円５０～１１２円５０銭。

　この日は、トランプ米政権が２０００億ドル相当の中国製品に関税を上乗せする第３弾の追加制裁措置を発表。税率は年内１０%だが来年には２５%に引き上げることを明らかにした。この発表を受け、ドルは一時１１１円６０銭台まで下落したが、日経平均株価や中国の上海総合指数が上昇するなか、ドル買い・円売りが優勢となり欧州時間には１１２円２０銭台まで値を上げる場面があった。今晩のニューヨーク株式市場が、トランプ政権による対中追加制裁の正式発表に対して、どう反応するかが関心を集めている。あすは日銀金融政策決定会合の結果が発表されるが、政策は現状維持の見通し。



出所：minkabuPRESS