“上値は重い”が、“下には押さない”…!?

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最新投稿日時:2018/09/18 10:33 - 「“上値は重い”が、“下には押さない”…!?」(武市佳史)

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“上値は重い”が、“下には押さない”…!?

著者:武市佳史
投稿:2018/09/18 10:33

“上値は重い”が、“下には押さない”…!?

◆ジリジリと値を削る展開

※ご注意:予想期間は9月19日と表示されていますが、本日(9月18日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


東京市場が休場の中、先週末の反動もあり、週明けの昨日はジリジリと値を削る展開でした。
特に対中追加関税第3弾への思惑が再燃したことから、NYタイム終盤からは株価下落と共にリスク回避の円買いも後押しされました。
そして日本時間18日7:30過ぎ、対中追加関税第3弾は発表され、ドル円は111.70円割れへと値を落としています。


◆基本的に“上値は重い”だが…?

「中国の報復措置」が本日中にも発表される可能性を考えると、基本的には“上値は重い”と考えるのが自然です。
さらに「(米国が持ちかける通商協議再開提案を)正式に拒否」という事態にでも発展すれば、“もう一段のリスク回避”も台頭してもおかしくないところでもあります。

しかしながら「スマートウォッチやブルートゥースは除外」「(当初25%とされた関税も)年内は10%に留まる」等、個人的にはそれほど強い措置とは思っておりません。
なにより“関税発動が既定路線”だったことから、「すでに織り込み済」の印象さえあります。
…となると、「思ったほどには下落しない」「逆に持ち直す展開も」との期待は募るところです。


◆テクニカル的には“複数のサポート”あり…!?

テクニカルを見ると、“日足・一目均衡表先行スパン上限(本日は111.312円)”が切り下げる反面、“同下限(111.183円)”は急速に切り上げる形状をしています。
そして前者には“20/50日移動平均線(111.322-362円)/同転換線(111.272)/9/7~9/14の50%押し(111.272円)”が重なっており、その手前には“同38.2%押し(111.484円)”も存在しています。
これらを一気に割り込んでしまうと話はまた変わってきますが、しかし同ラインを守るかのように“111.70-40円にはドル買いオーダー”も散見されています。

リスク回避の急変に注意をしながらも、「ドル買いトレンドは変わっていない」「押したところはしっかり拾う」を引き続き意識したいところです。


◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:112.621(7/20高値)
上値4:112.368(7/19~8/21の76.4%戻し、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:112.274(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:112.167(9/14-17高値)
上値1:112.000(大台、ピボット1sレジスタンス)
前営業日終値:111.856(月足・一目均衡表先行スパン上限)
下値1:111.752(9/14-17安値、ピボット1stサポート)
下値2:111.550(ピボット2ndサポート)
下値3:111.484(9/7~9/14の38.2%押し)
下値4:111.312(日足・一目均衡表先行スパン上限/転換線、20/50日移動平均線、9/7~9/14の50%押し、ピボットローブレイクアウト)
下値5:111.165(9/13安値、日足・一目均衡表先行スパン下限)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:30 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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