[9月10日版] 日経6日続落!仕掛けるなら火曜日か?

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最新投稿日時:2018/09/09 10:29 - 「[9月10日版] 日経6日続落!仕掛けるなら火曜日か?」(中原良太)

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[9月10日版] 日経6日続落!仕掛けるなら火曜日か?

著者:中原良太
投稿:2018/09/09 10:29

【日経6日続落!仕掛けるなら火曜日か?】

9月7日の日経平均は21円28銭高でした。東証一部の業種別で見ると、全33業種中、値上がり業種は12業種となり、残り21業種が値下がりしました。

あれま、日経平均は6連続下落ですね。1週間とちょっと。ずっと下落し続けていることになりますね。ここまで下落が続くと、「そろそろ反発するだろう!」みたいなことを考えがちですが、基本は中立(ニュートラル)な姿勢で考えた方が良いと思います。

コインを投げた時、表が出る確率も、裏が出る確率も、2分の1です。これは、その前になんど表が出ようが、裏が出ようが、関係ありません。独立して、2分の1です。表が出続けたからといって、「次も表だ!」とか「次こそは裏だ!」なんて議論は不毛なので、止めておいた方が良いでしょう。

さて、視点がフラットになったところで、僕なりの考えをお伝えしたいと思います。これまで何度かお話ししてきたネタもありますが、もろもろ整理してみましょう。

ぼくがわかる範囲でお伝えすると、日経平均が「上がりそう」なネタと「下がりそう」なネタは、それぞれあります:

まずは、「上がりそう」なネタから。日経平均株価は「上がったら下がる」「下がったら上がる」のように、波打ちながら動く傾向があります。

ここ1週間で日経平均は2%くらい下がっていますから、その3分の1〜半分くらいは戻してもおかしくなさそうですね。ただし、大した下落幅ではないので、それほど大きな材料ではないでしょう。

一方、「下がりそう」なネタはけっこーあります。中期的には、もともと日本株は「9月に下がりやすい(彼岸底)」という点が挙げられます。これは世界的にはハロウィン効果なんてふうにも呼ばれていますね。

あとは、日経平均とは逆で、ジャスダックや東証二部などの中小型株は「1度、下がり始めたら、しばらく下落を続けやすい」という傾向があります。これは「モメンタム効果」なんてふうにも呼ばれています。ですから、中小型株を買うのは、いまいち不安な状況です。

さらに、短期的には、相場が低調なときほど、「週明けは続落しやすい(Twist-of-the-Monday Effect)」というアノマリーもあります。これまで相場下落が強まっているだけに、短期的にも下落しそうですね。

こういった点を踏まえると、「買い材料に欠ける」「売り材料は豊富」っていう気がしています。ですから、「すぐに反発するか?」と言われると、望み薄な気がしています。(勘違いしてほしくないので念押ししておきますが、100%確かな話ではありません。過去の統計上、確率的に「そうなるかも?」という程度です)

ですから、ぼく個人としては、「週明けは続落する」「日経平均は7連続下落する」というところに賭けたいですね。

仮に逆張りなどで仕掛け時を模索している方は、火曜日あたりに仕掛けると良いのではないでしょうか。そして、逆張りで仕掛けるなら大型株の方が安全性が高いでしょうから、小型株よりも、大型株に注目したいところです。

…ということで、相場が上昇しづらいと考えられる、いまのような状況では、大きく上昇した株ほど、換金のために売られやすいと考えられます。よって、こういった銘柄には、注意しておく必要があるでしょう。

ちなみに、ここ1ヶ月でほとんど下落していない業種は、以下の3業種です。

【ここ1ヶ月でほとんど下落していない業種別株価指数】
◯ サービス(前月比+2.35%)
◯ 水産・農林(同2.15%)
◯ その他製品(同+1.39%)

以上の3業種については、まだほとんど下落していません。これから、換金売りされやすいと考えられます。今のところは、あまり資金を投入せず、様子見しておくのが良いでしょう。…ということで、9月10日も、気を引き締めていきましょ~!
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想

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