現材料での「方向感見定め」は…?

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最新投稿日時:2018/08/22 10:30 - 「現材料での「方向感見定め」は…?」(武市佳史)

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現材料での「方向感見定め」は…?

著者:武市佳史
投稿:2018/08/22 10:30

◆ドル売り“短命”も、“上値の重さ”も変わらず…

※ご注意:予想期間は8月23日と表示されていますが、本日(8月22日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


いわゆる「トランプ砲」に伴うドル売りは、やはり“短命”に終わりました。
ユーロドルは1.16ドル台へと買い戻されていきましたが、株高に伴う「リスク選好姿勢⇒円売り」が勝ったドル円は、110円半ばへと押し戻されていきました。
もっとも“上値の重さ”も相変わらずであり、上値を伸ばすには至りませんでした。

◆基本は“様子見”だが…

こうした状況下、本日は「米中次官級通商協議」「FOMC議事録公表」が予定されていますので、基本は“様子見”と考えるのが自然です。
ただトランプ大統領は“身内に疑惑(コーエン氏の違法行為は大統領指示との証言/マナフォート氏はいくつかの罪で有罪判決)”を抱えていますので、「外交問題に視線をそらす」という可能性が否めないところです。
これが『イメージは下方向』を継続させる要因として機能しているわけですが、それで「下抜けするか?」といわれれば…。

テクニカル的に見ると“日足・一目均衡表先行スパン下限(同110.620円)”で押さえられ、一方で“200日移動平均線(本日は109.845円)”で支えられている格好といえます。
どちらかに抜ければ「そのままついていく」でいいと思いますが、現材料で「方向感を見定める」には力不足…。
…となると、「揺れ動き(膠着)継続」を基本とし、「押したところは買い拾い」と見ながら、「(不意の)トランプ砲には要注意」と考えたいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:110.985(20/50日移動平均線、ピボット2ndレジスタンス、大台)
上値4:110.720(100週移動平均線、8/20高値)
上値3:110.620(日足・一目均衡表先行スパン下限/転換線)
上値2:110.545(8/21高値、ピボット1sレジスタンス)
上値1:110.313(週足・一目均衡表先行スパン上限、50週移動平均線)
前営業日終値:110.195
下値1:110.033(100日移動平均線、20週移動平均線、大台)
下値2:109.845(200日移動平均線)
下値3:109.773(8/21安値、ピボット1stサポート)
下値4:109.683(6/27安値、週足・一目均衡表先行スパン下限)
下値5:109.367(6/25-26安値、ピボット2ndサポート)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

10:44 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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