ＤＷＴＩ、今期最終を赤字拡大に下方修正、対純資産で37％の赤字

　デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 <4576> [ＪＱＧ] が7月26日大引け後(19:10)に業績修正を発表。18年12月期の連結最終損益を従来予想の5.4億円の赤字→7.4億円の赤字(前期は15.6億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を37.3％毀損する規模となった。
　なお、1-6月期(上期)の業績見通しは引き続き開示しなかった。

　※業績予想がレンジで開示されている場合は、レンジの中央値に基づいて記事を作成しています。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社は、2018年７月20日に公表いたしました「緑内障治療剤「Ｈ-1129」のオプション権非行使のお知らせ」のとおり、国内の医薬品事業会社との間で2017年２月２日に締結した緑内障治療剤「Ｈ-1129」の海外におけるオプション契約について、オプション権付与先の国内の医薬品事業会社よりオプション権を行使しない旨の連絡を受けました。これにより、レンジで発表している業績予想の上値の予想値について、当初見込んでいたライセンス契約締結による契約一時金の受領が無くなるという、上値が引き下げられる事由が発生いたしました。その結果、前回発表した売上高以下の業績予想の上値予想値について、主に想定していた契約一時金金額を減らした予想値に修正いたしました。また、売上高以下の下値の予想値については、売上高の下値予想の修正はございませんが、現在当社で開発中の眼科手術補助剤「ＤＷ-1002」の開発費用が当初よりかからなくなる見込みであることから、研究開発費の見直しも行った結果、営業利益以下の下値については上方修正しております。　なお、2018年２月13 日公表の中期経営計画も修正しておりますので、詳細は本日発表の「中期経営計画の修正に関するお知らせ」をご参照ください。(注)上記予想は、現時点において入手可能な情報に基づき判断したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。